1Q84とNK数

夢を叶える塾は「フリー」の授業がメインになります。
生徒様がわかるまで、できるようになるまで質問頂けます。
ボクが教室内を見回り、気になった点などを指導することもあります。
「こともあります」と言うか、割合的にはそちらの方が多いかもしれません。

答えはあっていても、途中のやり方で気になるところ等があれば声を掛けます。
「間違えのもと」を修正したり、別の問題の役に立つことを紹介したりしています。
また、ボクとの会話が「答えまでの道筋」になっていて、いろんな問題を解く手掛かりにもなります。
いきなり答えを言うのではなく、あれこれ質問しながら、生徒様の考えで答えにたどり着いてもらっています。
だから、「生徒様との会話がない」ということは、あまりないですね。
※1時間の滞在期間だと、他の方の指導に付きっ切りで話せない事もありますが・・・。

ガンガン質問し、ボクと一緒に突き進んで行く生徒様がおられます。
質問してくれる度、緩みなく進んでいる様子に嬉しくなります。
一方で、それほど質問が無い生徒様もおられます。
質問してくれる度、「よし、ついに来たか」と希少な機会に嬉しくなります。

性格的なところもありますから質問を無理強いはしません。
質問量が少ない分、授業準備として興味のありそうなものをご用意し、こちらから会話の機会を作ることはあります。
ボクの努力で質問しやすい環境、質問したくなる環境を作っていきたいなと思っています。

前置きが長くなりました。
当記事7/5のものなのですが、この日は前者のような方はもちろん、後者のような方の質問も多かったんですね。
成績向上キャンペーンを利用してくれて、質問を持ってきてくれました。
たくさん喜ばせて頂きました。
嬉しかったのでブログでご報告と感謝を伝えさせて頂きます。

ということで、ここからが本題です。
高校1年生男子の生徒様とのやりとりです。

1Q84とNK数

まずは持ってきてくれた問題について解説させて頂きました。

生徒様:この問題(2)ですが・・・
那須:(1)の方は大丈夫だった?
生徒様:はい、こうこう・・・
那須:うん、そうだね。

素晴らしい。
感覚的なところもしっかりと正しいものを持っています。
ただ、(2)も同じやり方だと確かに通用しない。
しかし、絶対に解く力はあるはず。

那須:(2)も(1)と同じように具体例を使って考えてみると良いんじゃないかな?
那須:このときは・・・
生徒様:・・・こうですね
那須:そうだね、このときは・・・
生徒様:・・・こうですね
・・・
那須:で、本題のこのときだけど・・・
生徒様:(こうなって)・・・

具体例の書き方もボクのイメージ通りです。
「頭の中だけでやっていたものを実際に書いてみる事で先に進んだ」、という経験も多くしてくれていると思います。
その中でどう書くと解答にたどり着けるか等も身に付いているのではないでしょうか。

そんな感じでやりとりを進めていき、問題よりも発展的なところまで足を踏み入れながら解説し、無事解答にたどりつきました。

面白い問題

その後取り組んでいた問題集の続きに取り組みます。

面白い問題が多く載っているんですね。

問.四角形の各辺の中点同士を結んだ四角形は平行四辺形になることを証明せよ

こんな問題をスラスラ解いているのが見ていて気持ちいいです。
解いている姿を横目に「これって平行線の作図に応用できるな‥」とか思って、そんな話を共有したりしました。

1Q84

村上春樹さんの小説ではありません。
ジョージオーウェルの小説でもありません。
そして解いていた問題は「1Q84」ではなく、「13AB」です。
ボクが勝手に問題を「1Q84」にしてみました。

問.各桁の数の積を約数に持つとき、その整数をNK数と言う。
「1Q84」が4桁のNK数になるときのQを求めなさい。

これにちょっと似たような問題が出ていたので、自作しました。
このブログではあまり問題らしい問題は扱わないようにしています。
せっかくなのでちょっとだけ解説しますね。

例えば「453」の各桁は4,5,3です。
この積は4×5×3=60です。
60は453の約数になっていません。
この「453」は問題でいう、「各桁の数の積を約数に持つ」数ではないということになります。
つまり「453」はNK数ではありません。

一方、「315」の各桁は3,1,5です。
この積は3×1×5=15です。
15は315の約数です。
この「315」は問題でいう、「各桁の数の積を約数に持つ」ような数ということになります。
つまり「315」はNK数ということになります。

この「315」のような数になるよう、Qを求めなさい、という問題です。

ぜひ挑戦してみてください。
なお、数字を当てはめれば必ず答えがわかりますが、なぜそうなるか説明もできると良いですね。
「~の理由で、Qは○になる」、といった説明ですね。

ちなみにNK数という言葉は一般的ではありません。
今日、私が作った言葉です。
NasuKen数、NK数です。

追記

気になって調べちゃいました。
NK数、「ズッカーマン数」と言うそうです。
私がぱっと思いつくようなものですから、大体先人が名前を付けています。

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