欄干

中学2年生男子の生徒様とのやりとりです。

欄干

漢字練習をしていました。
塾生が漢字練習する時は、辞書を渡しています。
意味の解らない漢字を覚えようとしても覚えにくいですからね。

生徒様:先生、「らんかん」ってなんですか?
那須:辞書にはなんて書いてあるの?

ちなみに「欄干」です。
普段使わないですよね。
「欄干」、どんなものかわかりますか?

辞書には次のようにあります。

橋・縁側などに、人が落ちるのを防ぐために柵状に作り付けたもの。てすり。

辞書引いてもイメージ湧きにくいですよね・・・?

那須:橋がこんな感じで掛かっててさ・・・
ささっと絵を描きます。
那須:この縁にある手すり、イメージ湧く?
生徒様:あ、これですか。

「これ欄干っていうんだー」
映像が記憶の定着を後押ししてくれます。

那須:後は昔の武士の家とかでさ
那須:畳の部屋の外に板張りの廊下があって、そこから中庭に出れるようになっててさ
那須:その廊下に手すりついてたりするんだよね、それ(これはボクの勝手なイメージ
生徒様:わかりました!

普段目にしないもの、目にしてもその名前が話題に出ないもの、漢字だけ見ても覚えにくいです。
「あーあれかー」ってなると覚えやすくなるはずです。

音と意味と漢字

欄は「空欄」とかで使いますよね。
区切られた一定の部分という意味がありますね。
また、手すりという意味もあります。
ちなみに「門構えに東」が「ラン」という音を表します。
「ラン」と呼ばれる木が関係するものが手すりってことですね。
「ラン」と呼ばれる草が「蘭」で、「門構えに東」が使われます。
そうやって覚えていくと、特に読みの方は想像で読めてしまいます。
書きの方も音から「ラン」から想像することができます。
「ランカンのラン・・・他にランと読む漢字は蘭・・・門構えに東を使って・・・欄か!」
みたいな。

干にも手すりという意味があるんですね。
手すりみたいな形してるじゃないですか?

で、「欄干」で、手すり・・・手すりだらけです。

意味がわかったうえで覚えた方が、覚えやすいですし、それで初めて意味が出てくるんだと思います。

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