一点の重み

一点の重みは段階によってまちまちです。

当塾、様々な成績の方にご利用頂いております。
定期試験で100点の方もおられれば、一桁という方もおられます。
どのような段階の方にとっても、真剣に取り組んで得た一点には、それぞれの感じる一点の重みがあります。

一点の重み

二つのケースをご紹介したいと思います。

99点

99点、それは100点に僅か1点足りなかった結果です。
100点を知る人も、そうでない人も、非常に悔しい1点になります。

私も一度経験があります。
中学校での理科の試験で、化学反応式を「→」ではなく「=」で書いてしまいました。

何度か100点を取っていましたが、毎回取れるものでもありませんから、非常に悔しい思いをしたことをよく覚えています。
結果、化学反応式の「→」にはとても敏感になりました。

生徒様にもやはり似たような経験を持つ方がおられます。
試験に真剣に臨み、悔しい思いをすることができれば、二度と間違えないようになるでしょう。

何度も繰り返してようやく手にした2点

一方、何度も何度も同じ問題に正解する事ができなかった生徒様がおられます。
しかし、何度も繰り返し演習をしてくれたこの生徒様は、本番で正解する事ができました。

例えば、「九州地方の火山の噴出物によってできた大地は?」に「シラス台地」を答えるような用語の問題です。
※このほかにも多数、繰り返し演習しても中々答えられない問題はあったのですが。
教材の演習では中々正解できなかったのですが、繰り返し粘り強く演習に取り組んでくれたため、見事本番で正解する事ができました。

配点は2点でしたが、繰り返し演習してできるようになったこの問題は、強く心に残ったでしょう。
試験後に聞いてみましたが、生徒様もそこに至る過程を理解しておられ、頑張ってできるようになったことを実感してくださいました。

同じ1点

先の例は、1点が記憶として強く残りやすいケースだったと思います。
しかし、99点のときの1点も、30点のときの1点も、問題としては同じ1点です。
どのような問題に対しても、何かしらの理由、意味づけをして、一点を鮮明な一点に変えることができると、次の試験での得点に繋がると思います。

ただ、明らかに正解できる問題にわざわざ意味づけをしても大変です。
ポイントとなる問題に絞って、意味づけができると良いのではないでしょうか。

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