問題と真摯に向き合う「アンモナイト編」

中学3年生女子の生徒様とのやりとりです。

長編、二本立てです。
今回は「アンモナイト編」です。

問題と真摯に向き合う「アンモナイト編」

突っ込まれそうなタイトルです。
「アンモナイト編」
「アンモナイトと何を向き合うんだ」、と・・・。

今回の話で扱う数学の問題で出てくる図形が、「アンモナイト」のような巻貝の形をしているんですね。
問題について詳しくは説明をしませんので、「どんな図形だ!?」と思われるかもしれません・・・。

どんな図形かは言葉だけで一応説明しておきます。

一辺が1cmの正六角形ABCDEFの点Aに、長さ6cmの紐の一端を固定し、紐を張った状態で残りの端を線分ABの延長線上から正六角形を巻き込むように動かしたときにできる図形

なお、問題は図を使って説明していますが、ほぼこのような感じの記述です。

図を書く

この問題、どのように図を書けばよいのかわかると、問題を解きやすくなります。
生徒様は方眼用紙に図を丁寧に書いています。

・・・うまい。

ボクはこういう図形の問題は、図を「適当」に描きます。
当てずっぽうではなく、重要なところだけ分かれば雑でもいいというスタンスです。
だから絵を描いても解くまでは早い。

生徒様は今回問題演習なので、そこまで時間を気にせず解いています。
のんびりやっているのではなく、丁寧にやっているという印象ですね。

ただ、細かい部分で、どうやって作図したのかが、ちょっと表現しきれていません。
悩みながら補助線を加えていきます。

ボクは口出ししたいのを我慢していました。
それが生徒様のためだと思って、後ろで見守ってました。

徐々に正解を導くために必要な線が引かれていきます。
その間も時間は過ぎていきますが、正解へと着実に近づいています。

那須:(これはこのままいくと何も助言なしに正解できそうな感じだなぁ・・・)

そう思いながら見ていると、図の理解が完了しました。
問題に答えるために必要な線が引かれています。
そして、生徒様ももう気が付いているのか、数字の記入が始まりました。

那須:(これは解けたな・・・!)

数字の記入から数式が立てられ、計算されていきます。
ここまでくればノンストップ。
答えの数値まで猫まっしぐらです。

生徒様:(・・・これでよさそうかな?)
那須:(よっし!)

諦めずに戦い勝利する姿。
まるでドラマのようです。
後ろで見ていて感動でした。

那須:うん、これはどう考えたのかな?
生徒様:これは・・・
・・・すばらしい説明・・・
那須:そうだね!その通り!
那須:難しかったと思うけど、よく答えまでたどり着いたねー!

今回の記事のタイトルでもある
「問題と真摯に向き合う」
に触れていきます。

那須:ボクはねー数学の力で「問題と真摯に向き合えること」って大きいと思うんだよね。
那須:さっきの作図もそうだけど、一問一問丁寧に取り組めているよね!
那須:本当に感心します。えらいっ!

過去何名かには「問題と真摯に向き合えること」について話しています。
大体皆さま、「は・・・はぁ‥(そうなんですかぁ)」というご様子です。
数学の力と「=」ではないけれど、重要な要素の1つだとボクは確信していますけれども。

たぶんこれは数学への向き合い方だけじゃないと思います。
いろんな物事とちゃんと向き合っていく。
重要なことですよね?

こういう事を学べるのも勉強です。
数学を学ぶのではなく、数学で学ぶ。

目の前の問題と真摯に向き合えてますか?

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