中学3年生男子の生徒様とのやりとりです。
勉強を頑張りたいという気持ち
皆さま塾を積極的に利用してくれているのかなと思います。
週1回の方と、週3回～5回みたいな方とで、ご利用頻度は別れます。
週1回でも、週5回でも、それぞれに事情がありますから、何回だから積極的とかは無いと思います。
積極的に利用する一方で、「遊びたい」という気持ちもあるとは思います。
それでも「勉強も頑張りたい」という気持ちがあって、塾に来てくれていることが伝わってきます。
皆様最初からそうだったのかというと、そういう訳でも無いんですよね。
そもそも中学生にとって、塾ってどういう位置づけなのでしょう？
嫌いなもの？
楽しい場所？
めんどくさい？
ためになるもの？
基本的にはあまり良いとは思われてないのかなと感じます。
「勉強する気、無いですから。」と言い放つ方もいました。
「自分頑張りたいんで、よろしくお願いします。」という事もありますけれども。
とりあえず、最初は内心「めんどくさい」という気持ちを持って来られる方も多いでしょう。
そして、大体緊張されているかと思います。
でも、子供の環境適応能力はすばらしい。
短期間で慣れて「嫌いなもの」からは昇格してもらえるのかなと思います。
そして、「めんどくさい」を卒業できると、成績が上がっていきますね。
やがて「ためになるもの」になり、「楽しい場所」に変わっていくのかなと思います。
そう思ってもらえるよう、頑張っております。
短い時間だけでも
生徒様が塾に来られました。
生徒様：こんにちはー。
那須：はい、こんにちは！
生徒様：今日、ちょっと短い時間しか居れないんですけど、来ました。
那須：お、そうなんだ、ありがとう！
短い時間でも利用してくれる。
ありがたい事です。
こうして「行ける時間が作れたときには行きたい」と思ってもらえると嬉しいですね。
役に立てている感がありますし、頑張りたいという気持ちは、ただそれだけで嬉しい気持ちにさせてくれます。
「学ぶ楽しさ」を思い出す
塾に来られるには色々な理由があると思います。
- ボクに質問等があって来てくれる
- 何かわからないところが出てきたときにすぐに質問したい
- 集中できる環境
- 塾で頑張る事が習慣化した
等々。
どれも根底にあるものは「勉強頑張りたい」なんだと思います。
恐らくほとんどの方が、この気持ちをお持ちだと思います。
勉強嫌いという方であっても、多くの方は、元々は楽しかったと思うんですね。
好奇心がなかったら、たぶん人として成長していけないですから。
根本から学ぶことが嫌いという方は、おそらく稀なのかなと思います。
しかし、わからない事が出てきたり、他に面白い事が出てきたりするものです。
だんだん勉強が自分を嫌な気持ちにさせるものとなってしまい、鬱陶しくなってしまうんです。
一度その面白さを忘れてしまうと、中々戻れません。
でも、根底には「学ぶ楽しさ」を持っていますから、何かをきっかけにわかるようになると、他の面白いものよりも優先順位が上がってきます。
その「学ぶ楽しさ」を思い出す場所が、学習塾なのかなと思います。
中学高校で学ぶような科目は、基本的には誰でもわかるような内容になっています。
ただ、伝え方とかでちょっとわからない部分が出てくると、「わからないものだ」と思い込んでしまいます。
学校の先生との相性が悪く、この状態が一年間続くと、もう厳しくなってしまいます。
学校を選ぶことは手軽にはできませんが、塾は選ぶことができます。
塾を巡れば、いずれ相性の良い先生が見つかり、わかるようになっていきます。
選べるほどの塾があるかは、地域によるかもしれませんが･･･。
生徒様は自分からきっかけを作ることは難しいでしょう。
ボクは思い出してもらうための関わりができるかもしれません。
しかし、きっかけを作ることはできません。
最初のきっかけがない事には始まらないんですよね。
そんなとききっかけを作ってくださるのは、大体保護者様です。
というか、保護者様しかいないですよね。
※ご友人様という可能性はあるかもしれない？
保護者様が作ってくれたきっかけを、ボク達は無駄にしてはいけないんです。
保護者様もお忙しい中で選んできてくれているわけです。
「巡ればいい」なんてこと書いてますけど、それが大変なこともわかっています。
でも、生徒様の事を考えれば、しっかりと良い先生に巡り合えるまでは、色々お試し頂いた方が良いと思う事は変わらないんですけどね。
生徒様が学ぶ楽しさを思い出すための、ラストチャンスかもしれません。
ボクたちの関わり方ひとつで、人生が変わります。
※成績が上がることがそのまま良い人生に繋がるとも限りませんが、基本的には良い作用になるはずです。
ですから、ボク達はこの貴重なきっかけを無駄にしてはいけないんです。
