中学3年生女子の生徒様とのやりとりです。
SGD
数学の質問を持ってきてくれました。
1辺がxcmの正三角形の面積Sが次の式であらわされる事を示しなさい。
S=√3/4x^2
厳密には結構違いますが、こういった種類の問題です。
証明する問題は正答率が低いです。
しかし、証明問題こそ得点源になります。
理由は問題に答えが書いてあるから。
今回の問題であれば、面積はS=√3/4x^2になるんです。
問題の内容を式に表せば、自ずとこの式が出てくるはずなんです。
まあ、そこが難しいんですが・・・。
で、解説しました。
途中で円の面積の公式、円周の長さ等、色々補足的な情報を補っています。
※本来の問題は円を使った問題です
答えにたどり着くまでに、何度も「そうだった!」みたいな反応を見せてくれました。
学校で一度解説を受けている内容なんですね。
粒粒は良い感じで理解しているので、後は大きな流れさえ押さえれば得点になりそうだと感じました。
ノートにどうまとめるか
説明後のホワイトボードを眺めます。
途中の解説をするためのあらゆる情報が書き込まれています。
まさにカオス。
グッドクエスチョン・・・!
その日その場で質問されます。
用意されたものを板書するわけではないので、まとめるのは確かに大変です。
しかし、後で見たときのことを考える。
重要ですね。
とにかく理解すること、できるようになる事に力点を置いています。
塾でボクが説明するときに板書する人はほとんどいません。
記録よりも、記憶し思い出せるかが得点になりますのでそれでいいんです。
説明中に理解できれば、板書も自分なりにすることができ、それがまた勉強になります。
まさに押さえておいて欲しい、「大まかな流れ」を説明するのにうってつけの質問でもありました。
流れを説明しながら、「という感じにまとめると良いかな」と、後は自分なりにまとめてもらいます。
那須:そのままじゃなくても良いからね。
那須:「うんうんそうだった」と思い返しながら、
那須:理解したことを、自分なりに書いてみると良いよ。
と言う具合です。
マーカーをどう引くか
二度目のグッドクエスチョン・・・!
second good question!
マーカーって結構悪魔の勉強法です。
マークすると、なんか勉強した気になってしまう。
マークしただけではほとんど勉強の効果ないですからね・・・。
恐ろしい。
ボクが「ここがね」という説明のために引いた線とか板書中にひかれています。
こんな線、ノートにまとめる上では不要です。
那須:理解していれば、そんなに重視する必要はないよ。
那須:例えば、この項が、次の式ではこの項になってるね?
那須:こことここが変わったんだよっていう印として使うのは有効だね。
那須:後は・・・
「式変形でわからなかった部分を欄外に書いておくときに色を変える」などの工夫もしてくれました。
今日の授業がノートの記録と共に頭の記憶に残るよう、うまくまとめることができたんじゃないでしょうか!