山形県高校入試関連情報

山形県の高校入試を受験する方に知っておいていただきたい情報をまとめます!

入学者選抜情報のお知らせ

情報収集

山形県高校入試関連情報は以下あたりで情報収集すると良いでしょう。
入学者選抜情報 — 山形県ホームページ

「○○年度入学者選抜情報」としてリンクがあります。

当サイトのように内容をかみ砕き、わかりやすく解説されているものを見るのも良いのですが、次の点を気にしましょう。

  • 最新情報は公式なサイトから発信されます。
  • わかりやすい文章はわかりにくい文章を読み解く力が身に付きません。
  • 「何のために」情報発信しているのかを理解する事が大切です。

インターネットが普及して20年以上経ち、インターネットで情報を集めることは当たり前になりました。
ただ、皆が皆、正しく使えているかと言えば、そういうわけでもありません。
どのように情報を集めれば正しい情報が集まるか考えている人だけ、正しい情報を収集する事ができます。

特に「何のために」は重要な視点です。
情報を発信している人は、何も当サイトの様に閲覧者の利益を考えて発信している人ばかりではありません。
以下に自分の利益になるかばかりを考え、嘘の情報を発信している人もいるのです。

山形県公立高等学校入学者選抜実施要項

最も重要な情報は先のサイトの各年度の入学者選抜情報内ページにある以下に記載されています。
「○○年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項」

ここに記載されている情報程度は中学生でも理解できる内容です。
ただし集中して読まないと理解する事は難しいでしょう。
このような文章を正しく理解し、自分の中で整理する事ができる力が求められます。

この文章をここまでしっかり読めている方ならきっと大丈夫だと思います。

一般入試

多くの方が推薦入試ではなく、一般入試で筆記試験での受験をされると思います。
「一般入学者選抜」の記載を確認します。

志望校

少し難しいのが志望校についてです。
「一般入学者選抜」の「志望校」の記載を確認します。

志望校は、「山形県立中学校及び高等学校の通学区域に関する規則(昭和24年3月5日教育委員会規則第4号)」、「山形市立商業高等学校管理運営規則」により次のとおりとなる。(資料3)(資料4)
① 学校教育法(昭和22年法律第26号)第71条の規定により中学校における教育と一貫した教育を施す高等学校は全県1学区とする。
② 全日制の課程の普通科(上記①を除く)、理数科及び探究科(理数探究科、国際探究科)にあっては、東学区・北学区、南学区、西学区の3学区とする。
③ 全日制の課程の次の学科並びに定時制の課程にあっては、全県1学区とする。
ア 農業に関する学科、工業に関する学科、商業に関する学科、水産に関する学科、家庭に関する学科、看護に関する学科、情報に関する学科
イ 体育科
ウ 音楽科
エ 総合学科
引用:平成31年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項

これを読み解くと次の事がわかります。

  • 中高一貫高校、定時制、ア~エの学科は県内のどの生徒も受験する事ができます。
  • 普通科、理数科、探求科は、東学区・北学区、西学区、南学区、3学区内の高校しか受験する事ができません。

ちなみに募集要項の資料3を見ると、普通科は東学区、北学区がわかれた資料になっていますが、現状は合併して東学区・北学区になっているようですね。

米沢市から山形北高校の音楽科は受験する事ができますが、普通科は受験する事ができません。
以下のような例外も認められる場合はあります。

第4条 前条の規定にかかわらず、次の各号の一に該当する場合は、教育長において生徒の就学を調整することができる。
(1) 学校の入学志願者の比率が著しく不均衡である場合
(2) 生徒の通学が著しく不便と認められる場合
(3) その他やむを得ない事情があると認められる場合
引用:平成31年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項

しかし、これは認められるケースは決まっています。
山形県公立高等学校入学者選抜「学区外志願」のQ&Aをご確認ください。

学力検査

「一般入学者選抜」の「学力検査等」の記載を確認します。
これは重要ですが当たり前のことが書かれているだけです。
以下、普通科高校の学力検査内容です。

  • 国語、社会、数学、理科、英語の1年生から3年生までの全範囲が出題範囲になります。
  • (定期試験とは異なり)理解力、思考力、判断力、表現力が問われる問題になります。
  • 各教科50分、英語はリスニング10分、午前8時50分開始、それぞれ20分間の休憩があり、昼休憩は12時から40分間になります。
  • 志願校で試験を受ける事になります。
  • 点数はそれぞれ100点、合計500点。

この後詳しく解説しますが、5教科は500点での採点になりますが、内申点と合わせて更に500点とする補正を行います。

選抜方法

最も注意深く読む必要のある記載は一般入試の選抜方法になるでしょう。
「一般入学者選抜」の「選抜方法」の記載を確認します。

選抜は、調査書及び学力検査の成績等に基づき、各高等学校、学科等の特色に配慮しつつ、その教育を受けるに足る能力・適性等を判定して行う。
① 選抜は、学力の総合段階及び調査書中の記載事項を主な資料として行う。なお、高等学校長は、面接の結果及び自己申告書等に関する書類を選抜の資料に加えることができる。(注26)
② 調査書中の第3学年の各教科の評定合計と学力検査の成績の比率は、高等学校長が定めることができる。なお、その比率は3:7、4:6、5:5、6:4、7:3のいずれかとする。
③ 学力の総合段階の作成に当たっては、調査書中の第3学年の各教科の評定合計と学力検査の成績をそれぞれ500点満点に換算し、高等学校長が定めた調査書中の第3学年の各教科の評定合計と学力検査の成績の比率に応じて算出した調査書点と学力検査点の和を合計得点とするものとし、その方法は次によるものとする。
引用:平成31年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項

「その方法」については「調査書中の第3学年の各教科の評定合計と学力検査の成績の比率が4:6の場合」の例が記載されています。


受検者の合計得点について、分布が連続しているとみなされる部分の最高と最低の間を等間隔に5段階に分ける。
引用:平成31年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項

これを読み解きましょう。
話を単純にするために、傾斜配点はないものとします。

  • 米沢興譲館高校では傾斜配点を取り入れ、数学と英語が1.5倍の点数となり、合計点数が600点になりますが、5/6して500点に直します。
  • この傾斜の場合、合計600点のテストの半分が英語と数学の点数という事になります。
  • 調査書中の第3学年の各教科の評定合計と学力検査の成績の比率は、3:7、4:6、5:5、6:4、7:3のいずれか。
  • つまり、各教科の評定と学力検査の成績が重要視され、他の生活面の記載などは点数とは直接関係のない参考情報。
  • 内申点は中学3年生の1学期と2学期の9教科の成績の合計が用いられる。
  • 1回分の9教科合計点数は9~45、2回分で18~90となり、50/9を掛けた点数が500点満点の内申点の点数。
  • 内申点が平均3の場合は3(内申点)×9(教科)×2(学期数)×50/9(500点満点にするための係数)=300。
  • 配分が3:7で5教科の合計点数が350点の場合、(300(内申点)×3+350(学力検査)×7)/10=335が選抜試験で考慮される点数。

一応、「学力の総合段階の作成」がこの手順だという話です。
「学力の総合段階」は連続している点数を5段階に分け、明らかに上位と下位をその上下に含めるというやり方の様です。
この点数が合否をそのまま判定するとまでは読み取れません。
ただ、大きく左右する事は間違いないでしょう。

計算に役立つ式や数値など

参考までに計算に使えそうな式や数値を載せておきます。

2回分の合計x点(90点満点)の内申点を500点満点に直す場合は「x / 9 × 50 」です。
配分が3:7の例であれば150点満点に直せばよいので「x / 9 × 15 」です。
一度500点満点に直して150点満点にする「x / 9 × 50 × 150 / 500」でも良いですけどね。

内申点1点の重さがどれくらいなのかを把握するのは以下の表がわかりやすいと思います。

比率内申の1点調査書満点学力検査の1点学力検査満点内申:学力検査
3:71.661500.73501:2.37
4:62.222000.63001:3.7
5:52.782500.52501:5.56

内申点を1あげると、本番のテストで1~2問分正解したことになるようなものです。

夢を叶える塾の旧サイトの表では調査書点数として、90点満点ではなく45点満点としていました。
90点満点の方が1回あたりの内申点なので計算しやすいと思い、90点満点に修正しています。

南学区(米沢近辺)ボーダー

余りボーダーなどは示したくはないのですが、知りたいところだと思いますので触れておきます。
年度によるバラツキ、受験者数によるバラツキがありますので、その前提で参考程度にご利用いただければと思います。

学校名偏差値目安点数目安卒業後進路
校内県内最低希望
米沢興譲館高校探求科6256380440国公立大
私立大
米沢興譲館普通科5952300420国公立大
私立大
米沢東高校5446360公立大
私立大
短大・専門
米沢商業高校5042就職
南陽高校5042320私立大学
短大・専門
米沢工業高校4640就職
高畠高校4640320私立大
短大・専門
就職
置賜農業高校4033就職
補足

校内偏差値は校内の偏差値で、受験生は校内だけではありませんので、そこまで役には立ちません。
目安となる偏差値は、県全域で行っている模試や全国規模で行うような模試です。

校内と県内の偏差値が大きく異なるのは母集団が異なるためです。
校内平均の偏差値50の方は、県内偏差値で見ると45程度になると思います。
これは県内と米沢市周辺の学力差が、偏差値で3~8程度ついているからです。
※平たく5ずつずれるというものではもちろんありません。

点数の最低が「-」は受験者数が定員に満たないため、不合格の見込みが限りなく低い想定を表しています。
倍率次第ではありますが、入るだけなら200点もあれば米沢東高校に合格する事も可能です。
非常に可哀そうな現実ですが、余り努力無くして進学できてしまいますから、将来が不安です。

点数の希望は将来進学等が前提となるため、その後を見据えて「これくらいはあったほうが良い」という点数を記載しています。
入るだけなら点数は低くても入れますが、結局その後どうするかです。
米沢東校への進学を考えている方は、その点を良く考えてください。

内申点と部活

内申点は上記の通り、中学3年生の1学期と2学期の9教科の成績の合計です。

多くの方が「内申点のために部活を頑張った。」と言います。
残念ですが、全国大会に出場したなど、よほど優れた成績を収めていなければ、それほど評価されるものではないでしょう。

そもそも「内申点のために」という時点で、私としては「正しくない」取り組みにしか思えません。
やるのであれば、そのスポーツや文化自体に一生懸命取り組んでもらいたいと思います。

ただし部活動は常識の範囲内の時間(2時間)に留め、多様な経験をしていただいた方が良いでしょうね。
強制ではなく、学校の「課外」活動なので、部活動は「遊び」と捉えた方が正しいです。

「内申点のために」なら勉強を頑張ったほうが確実です。
年200日、2時間の部活に取り組むと、2年間で800時間ですからね。

人生の大切な時間を(ありもしない)「内申点のために」と浪費するのは、本当にもったいない。
もっといろいろな経験をしてもらった方がよほど有益だと、私は考えています。

  • 内申点のために部活を頑張るのは正しいとは言い難い。

内申点の対象

繰り返しになりますが内申点は上記の通り、中学3年生の1学期と2学期の9教科の成績の合計です。
進学校であっても内申点の配分は500点中150点あります。

多くの方が「勉強は部活が終わってから。」と言います。
部活が終わる時期、内申点の評価は、半分終わってます。

2学期でどこまで伸ばせると考えているのでしょうか。
数学と英語に関しては、中学3年生の2学期の内容はそれまでの中学1年生や2年生の知識が必要です。

中学3年生になるまでわからなかった内容が、部活を終えてから突然わかるようになる事はまずありません。
中学1年生、2年生の内容を復習する時間はそれまでに勉強した時間よりも多くかかると思っておいた方が良いでしょう。
一度わからなかったのですから。

もちろんそれまでしっかり理解してきた方は、復習にそれほど時間は掛かりませんけどね。
それまでわからないのであれば、残り半年は、2年分を復習しながら新しい所を学ぶという状況になります。

そこまで考えて「勉強は部活が終わってから。」と言ってもらいたいと思います。
そうでなければちゃんと先を見据えて物事を判断する能力を養ってもらいたいと思います。

  • 内申点は中学3年生の1学期と2学期の9教科の成績の合計です。
  • 入試の配点500点の75点分が1学期の成績です。
  • 部活が終わってからは普通に考えて遅すぎます。

一般入学者選抜志願状況

受験前、2月末に志望校への出願が締められると志願状況が「一般入学者選抜志願状況」として発表されます。
志望校の倍率を確認しても結果が変わるわけではありません。
一応心構えとして確認しておくと良いと思います。

見る際は「一般選抜定員」と「一般選抜志願者数」、そこから算出される「一般選抜志願倍率」を確認します。
「倍率」は「定員の何倍の人数が応募している」という事をわかりやすくしたものです。
「1.1」であれば「1.1人に0.1人、つまり11人に1人不合格となる」とも言えます。
「1.4」であれば「1.4人に0.4人、つまり14人に4人不合格となる」とも言えます。

受検者数・合格者数

受験が3月10日に行われ、1週間後の3月17日に合格発表がされます。
翌日3月18日夕方頃には合格状況が「受検者数・合格者数」として発表されます。
受験後なので確認しても余り意味がないかもしれません。
どちらかと言えば来年受験する方が見ておくと良いですね。

例外もありますが定員までの人数の方しか合格できません。
ある特例で定員よりも1~3名程度多く合格する場合もあります。
基本的にはしっかりと定員以上で不合格とされます。

合格発表が見れるという事は、受験まで1年を切っていることになります。
後悔しないよう、準備を進めましょう。

低倍率の問題

米沢興譲館高校の倍率が1を越える以外、どこも低倍率という状況が続いています。
稀に東校も1倍を越えることはありますが。
ここに大きな問題が存在しています。

数字ではなく人生

受検者数・合格者数は、数字で見てしまうとただの数字でしかありません。
ただ、そこには数字の数だけの「中学生たちの人生」があるんですよね。

数字上1の不合格者の方が現実におられて、その方の人生があるんです。
何百人の低倍率校の合格者がいて、その方の人生があるんです。

これは「不合格にならないよう頑張れ」というだけの話ではありません。
また、「不合格だった方を軽んじるな」というだけの話でもありません。

合格したら良いのか、不合格だったら悪いのか、そういう話ではないんですね。
合格するにしても、定員割れしている高校では、受験者を全員合格させていると推測できます。
※数字のみから正確には把握できませんが

不利益を被る

「受験勉強とか意味がない、どうせ受かるから」
そういう声が聞こえてくるのが現実です。

米沢の地域的な偏差値が他の地域と大きく乖離(もちろん低い)しているのもこういったところに原因があると考えています。

中学生としては「高校入試で不合格にならないんだから良いじゃん」と思うかもしれません。
その時点で既に大きな損失を受けている事に気が付けていません。

その理由の1つは大学受験になって初めて地域差が明るみになり、苦労する事になる点です。
大学受験と高校受験は全く異なります。
浪人生の存在や、学力の地域差によって、高校入学時の偏差値は大学受験時の偏差値と大きく異なります。
トップレベルの進学校では高校2年生の段階で数Ⅲまで終わらせ、その後1年間受験勉強をしています。

もう1つは一生懸命に頑張って何かを達成する機会の1つである受験が、その経験を得にくい事です。
冒頭で「受験勉強とか意味がない、どうせ受かるから」と書きました。
これには続きがあり「受験勉強とかたいしたことなかった、だれでも受かるから」そう感じてしまうんですね。
もちろんそうでない場合もありますが、低倍率校では事実そうなってしまっています。

このままでいいの?/h3>
すぐにでも変えていかないといけないけれど変えられないんですよね。
来年度の状況が変わるかと言えば余り期待できません。
その結果、中学生たちの不幸が今後しばらく続いてしまうと思うと、残念でなりません。

この状況で本気になれる人もいますが、そうでない人もいます。
競争がすべてではないですが、18歳まで本気でぶつかる競争がないんです。
勝ったり負けたり、うまくいったり行かなかったりするから、人生豊かになるんだと思います。

善し悪しありますが、東京では小学生が自らの意思で頑張って勉強しています。
比較したくはありませんが、その差を見ると複雑な思いになりますね。

本当に充実した体験ができるのは、楽しく遊んだ時ではないと思っています。
一生懸命頑張って無理だと思われるようなことを達成した時だと信じていますし、私はそうなんですね。
そういう経験があるからこそ、みんなにそういう経験をしてもらいたくて、今の自分があります。

この状況を変えたい

沢山の地域で中学生や高校生を見てきたからわかることがあります。
本当に教育面でよろしくない状況です。

他を知っているからこそ、この状況をなんとかしたい。
でも伝える事が出来ず、何にもできていない、というもどかしさがあります。

異常であることに気付かないと、異常なまま時が過ぎていき、後戻りできず、後悔する事しかできません。
気付いてもらえる様に少しずつでもこうして情報発信し、この環境を夢を叶える塾から改善していきたいと思っています。

もし「私達の状況って異常なの?」という疑問を持ってくれたら幸いです。
興味を持って頂けましたら是非ご連絡頂けたらと思います。

連絡先

ご入会や塾の検討のご相談や見学、無料体験等、お気軽に下記連絡先までお問合せください。
お電話:0238-27-0566
Mail:contact@mdct-school.com
お問い合せページ:お問い合せ
直接のご訪問:米沢市金池一丁目4-5

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