中学2年生女子の生徒様とのやりとりです。
強い意志
社会の演習問題に取り組んでいたときの解説の1シーンです。
鎖国
江戸時代の鎖国。
スペイン船の来航を禁止したのは1624年。
ポルトガル船の来航を禁止したのは1639年。
この辺から鎖国が始まったとされます。
「え、二国だけ?」
来航を禁止したのは2国だけというのが、ボクの理解でした。
後は幕府が貿易を独占するために、特定の港に限定させた位でしょうか。
しかし、オランダと中国(と朝鮮、琉球)以外、貿易をしたような話は聞かないですよね。
時代的に技術的に貿易が難しかったとか、はるばる日本と貿易するような余裕がなかったとか、まあ色々あるのでしょう。
※そこまで詳しくなくてすみません。
時代は流れ
しばらくはそれで時代は流れますが、ペリーの黒船来航で時代が大きく変わります。
しかしその前から、ヨーロッパなどの進んだ国々の技術や力が強まったことで、日本に異国船が訪れる機会、特に開国を迫るような機会が出てきていました。
そこで出されたのが「異国船打払令」です。
幕府は外国船を追い払う方針を示しました。
異国船打払令
これが中々すごいんですよね。
次のように要約されています。
どこの港でも、外国船が入港するのを見たなら、有無を言わさずいちずに打払え。
逃亡したら追う必要はない。
もし強引に上陸したら、つかまえるか、または打ち殺してもかまわない。
有無を言わさず・・・
いちずに・・・
強い意志を感じます。
と言う事で
演習問題で重要な点やポイントの解説をし、丸付け後の「印象付け」をしました。
わからなかった問題などに対して、覚えたり思い出したりするための、1ポイント解説です。
那須:この異国船打払令の要約、すごい強烈。
生徒様:?
那須:「有無を言わさず、いちずに打ち払え」ってw
生徒様:w
そこから、背景なんかも補足します。
試験で出題されたときの正答できるようになるための手掛かりになれば良いなと思います。