問題用紙が汚い

中学2年生女子の生徒様とのやりとりです。

数検と英検と模擬試験

理科がわからないです・・・!

分野は化学。
化学反応式等を扱います。
中学理科の花形と言っても良いんじゃないでしょうか?

化学分野全般がわからないという不安を抱えておられる様子でした。
※よくよく見てみると、化学反応式だけ得点できていないようでした。

模擬試験会場として皆様の化学反応式を数多見てきました。
どうも根本的なところが伝わっていないようです。
※もちろん授業では伝えているんでしょうけれども

そ、即答?!

化学反応式の係数を決める問題が割とよく出題されますね。

問.問題の実験(炭酸水素ナトリウムの加熱)で起きた化学変化を化学反応式で表しなさい。
ただし、炭酸水素ナトリウムの化学式はNaHCO3炭酸ナトリウムの化学式はNa2CO3とする。

こんな問題です。
次のような形式も多いです。

問.問題の実験(炭酸水素ナトリウムの加熱)で起きた化学変化を表した化学反応式の[ア]~[イ]を数字で答えなさい。
[ア]NaHCO3→[イ]Na2CO3+[ウ]H2O+[エ]CO2
ただし、1の場合は「×」と答えなさい。

この問題の解き方を見ていると、皆さま即答されておられます。
「何度も繰り返しやってきたので、[ア]が2で、[イ]~[エ]は×って覚えちゃいました」
ならまだいいんですけどね。
答えが間違っているところを見ると、ただの「勘」なのかなと・・・。

どういう勉強が必要なのか

この問題に答えるためには2つの手順が必要です。
1つは化学反応式に出てくる物質を「覚える」ことです。
これは問題によっては教えてくれることもあります。
しかし、代表的なものの場合、問題で物質名を教えてくれません。
何が何と反応して何になる、までは知識の問題になっているという事です。

次に物質の係数を「計算」することです。
これは計算する方法を理解し、「地道な作業」で計算すれば必ず答えにたどり着けるはずです。
そのためには問題用紙に沢山書き込まなければいけません。
難解な計算をするわけではありません。
しかし、頭の中でやり切れるようなものでもありません。
書きましょう!

那須:っていう感じで、答えるために必要な勉強が違ってるんだよね。
生徒様:(うんうん)
那須:(あ、これは大丈夫そうな感じだ)

やってみてのサポートももちろんしていきますけども。
理解できた手応えはあったようなので、後は復習すればすぐできるようになるんじゃないでしょうか。

問題用紙は語る

問題用紙に計算の後があるかどうかで、大体理解度が分かったりします。
計算するべき問題で計算した後が残っているんですよね。

理解できている方の問題用紙は・・・汚い・・・いい意味で!

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