濃い時間(理科編)

中学3年生女子の生徒様とのやりとりです。

濃い時間

学校でやったことを一緒に復習しました。
数学、英語に続き、最後は理科です。

理科

まず重要語句等をノートにまとめます。
遺伝と細胞分裂の話です。

学校の先生の授業が印象に残って楽しそうに話してくれました。
生徒様:豆の丸型としわ型が遺伝だった教わりました。・・・
生徒様:一重と二重だと二重の方が多い・・・
生徒様:血液型も遺伝なんですか?・・・

ボクからはウイルスの増え方なんかを紹介しました。
那須:ウイルスと細菌は全然別物だからね。
那須:ウイルスは自分じゃ増えることできないんだよ。一方、細菌は・・・
那須:コロナウイルスは菌じゃないから、保菌者って言われると気になっちゃうんだよね。
※一般的にウイルスを持っている人は保菌者ではなく、キャリアと言います

赤ちゃんにHibワクチンしますよね。
インフルエンザ菌b型ワクチンなんて言われます。
「あれ?インフルエンザってウイルスじゃないの?」
冬に流行するあのインフルエンザはウイルスです。
Hibはそのインフルエンザではないんですね。

こどもの予防接種たいへんですね。
何回も病院に通ったり・・・
その都度日程を合わせたり・・・

そろそろ話を戻します。

なんで二重の人が多いんですか?
良い質問だね~!

確かに検索すると二重の人の方が多く、優性のようです。
では人口比は優性の法則の話で出てくる「3:1」なのかと言うとそうではないんですね。
エンドウマメの丸型の純系「AA」としわ型の純系「aa」を掛け合わせる話で、子は「Aa」、孫は「AA:Aa:aa」が「1:2:1」になるというあれです。
二重が54%位、一重が33%位なようですが、正確なものは調べてみてください。

血液型が地域によって偏りがあるという話があります。
日本人はA:O:B:ABが4:3:2:1なんて言われます。
インド人はB:O:A:ABが4:3:2:1位なようです。
米国白人はO:A:B:ABが9:8:2:1位なようです。
「インド人はB型ばかり」なんて話を聞きましたが、実際はそれほどでもないようです。
「日本人はA型ばかり」と言われているようなものですね。

もともとの形質に人口比に偏りがあれば、遺伝子にも偏りがあります。
日本にはAが多いのでその子もAが多く、インドでは同じことがBで起こります。
親が複数になれば、結果の子の偏りは親の偏りに依存します。
「優性」という机上の話で終わってしまうと「世の中のエンドウマメの25%がしわ型」という誤解を生みます。

と色々な話をした上で、問題を解いてみました。
しかし、学校の授業で進んだページ数は僅か・・・。
問題は4問・・・。
ウイルスの問題はもちろんありません。

全問正解でした!

ウイルス

細胞分裂の話の中でウイルスの話はした方が良いと思っていました。
単純に面白く、医療への関心も湧きました。
そういう事も伝えることができればと思っております。

おしまい

数学、英語、理科の三部作でした。
一日の授業としてはかなり濃密だったんじゃないかと思います。

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 米沢情報へ
にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました