小麦・・・かな?

中学3年生女子の生徒様とのやりとりです。

小麦・・・かな?

社会の学校教材に取り組んでおられました。

やはり暗記科目ですから、基本的には知識量勝負です。
その改善なのかと思いますが、記述形式だけじゃなく、考える問題も増えていますね。

さて、導入ページらしい穴埋め問題です。
・・・の割に難しい問題が紛れているんですよね。
ちなみにここでいう難しい問題は「出題頻度が低い問題」です。

出題頻度が低いと、それだけ覚えている確率は低くなります。
結果、出題頻度以外は同じような情報であるにも関わらず、正答率が違ってきます。

これは出題頻度が高ければ自然と答えられるようになるという事でもあります。
社会の用語を答えるようなド暗記系な問題は、どれだけ問題を解いてきたかが問われます。

ところで「詰込みは良くない」とも言われそうですけど、そんなに悪ですかね?
やるべき時にやるべきことをやる、それは立派なことだと思います。
社会に出てもいつまでも勉強は続いていきます。
若いうちから勉強すれば身に付くという方法と能力を養う必要はありますよね。

もちろん度が過ぎると悪になります。
度を超えているケースの方が少ないと思うんですが、どうでしょうか?
度が過ぎない程度に一生懸命頑張ってできるようになるって事は、成長にとって良い事だと思います。

遊んで学ぶようなスタイルも、繰り返し暗記を頑張るってのも、どちらも善し悪し両方あるんですよね。
一辺倒に決めつけてしまうのは良くないのかと思います。
みんな成績上がったら嬉しいですよね?
成績上げながら、学ぶ喜びを感じていった方が、一石二鳥じゃありませんか?

出題頻度

という事で話を戻します。
出題頻度が高ければ自然と答えられるようになるって話でした。
そして、「その出題頻度を勉強にいかしちゃいましょう!」って話です。

那須:この問題って良く見る問題?
生徒様:あんまり見ないですね・・・
那須:こっちの問題はどう?
生徒様:これは良く見ます。
那須:よく見る問題の方が解きやすいよね?
生徒様:なんか覚えてますね。
那須:よく見る問題は解きやすいと。
那須:って事は、繰り返し解けば、よく見る問題になるね?
那須:繰り返し解けば、解ける問題になるね?
生徒様:まあ、そうですよねw

よく目にするものはやっぱり覚えてますからね。
「interesting」は「インタレスティング」ですが、「intaresuting」ではないですね。
11文字のアルファベットですが、比較的皆さま間違えずに正しく書けています。
「write」は「ライト」ですが、「raito」ではないですね。
たった5文字ですが、比較的間違われることも多いです。

その差は単純に出題頻度だと思います。
「interesting」はよく出てくるので、いっぱい書いてますもの。
「write」も沢山書いていくことで、すぐに間違えなくなりますよね。
難しいのは最初だけです。
その最初を超えちゃえば簡単なんです。
覚える問題は、簡単になるまでやれば、簡単になるんです。

先住民族+オーストラリア⇒アボリジニー

そして、こんなことも発展的にお話ししました。

この国の農業で良く問題の答えになってるのは何かな?
小麦・・・かな?

那須:そう!
那須:この国の名前が出てきて、農業に関する問題であれば、答えは大体「小麦」なんだよ。
生徒様:確かにそうかもしれません。

那須;もちろん、それがすべてじゃないよ?
那須:でも、全く分からないで白紙や適当な答えを書いてもまず当たらないよね。
那須:「この国で、農業、ちょっと自信ないけど、小麦が良く出てくるかな。」
那須:というなら、小麦って答えるんだよ。
那須:「小麦の輸出国でこの国が良く出てくるかな。」
那須:という場合も、その国の農業の問題は、わからなければ小麦って答えるんだよ。
那須:確率の低い選択肢を全て消し、確率の高い小麦を答える。
那須:消去法みたいなものだね。

なお、何でもかんでも小麦って書けばいいって話じゃないですからね?
はっきりとわからなくても、その問題にとって親和性の高そうなものを答えましょうって話です。
それが得点の安定に繋がります。

例えば、先住民族に関する問題も良く出題されます。
アボリジニー、イヌイット、よく見ますよね。
二大巨頭みたいなものです。
それぞれ、オーストラリア、カナダあたりのイメージを持っておきます。

先住民族+オーストラリア⇒アボリジニー⇒正解!

このくらいの感覚で良いんです。
(最初は。)
ちょっとわからなくても、二大巨頭を覚えていれば、二択まで絞れるんです。

そして、社会の問題としてはマオリ族(ニュージーランド)の方が、出題頻度は低いです。

先住民族+オーストラリア⇒マオリ⇒不正解!

になるよりは、

先住民族+ニュージーランド⇒アボリジニ⇒不正解!

の方が「まし」です。
正答率の高い問題でしっかり得点できる方が得点は安定します。

アボリジニ、イヌイットがちゃんとできるようになったら、次に良く出てくるものをちゃんと正解できるようになっていきましょう。
インディアン、マオリ等を二大巨頭に加えて四天王にすればいいんです。

「良く見るんだけど、答えなんだっけ?」

これをまずはやっつけていきましょう!

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