中学2年生男子の生徒様とのやりとりです。
自分を信じて!
前回連立方程式のケアレスミス対策の話をしていました。
連立方程式でケアレスミスしないために
生徒様との日常です。 いつ来ても大丈夫、何時間でも大丈夫な塾だからできる授業風景です。 様子を想像しながらお楽しみいただけましたら幸いです。
その後も演習問題にコツコツと取り組んでくれています。
難易度も上がってくると次のような問題も出てきます。
2x-3y=3・・・①
x+6y=4・・・②
一見普通の連立方程式です。
ボクから見ればこの後も普通の連立方程式なのですが・・・。
初めてこの問題に出会った生徒様方は、この問題で皆手が止まります。
とりあえずyの係数を異符号で揃えて足し算します。
①を2倍します。
4x-6y=6・・・③=2×①
x+6y=4・・・②
4x-6y=6
+)x+6y=4
5x=10
x=2・・・④
例えば④を②に代入します。
2+6y=4
6y=4-2
6y=2
生徒様:・・・
場合によってはここで答案を消してしまう方もいます。
「なんで消すの・・・?」というのが最初の感想でした。
この後は普通の方程式で、両辺6で割ってy=1/3になります。
普通の方程式でできていたのに、連立方程式だと手が止まります。
「連立方程式の解は整数」
そのような勘違いが生まれてしまうようです。
問題がそういう問題ばかりなんです・・・。
自分を信じて!
y=1/3・・・?
那須:正解!
那須:分数になることは普通にあるよ!
那須:むしろ適当に作ったら、大体分数になるからね。
那須:試しに適当に係数決めて、問題作って解いてごらん?
数学は間違った計算をしなければ、正しい答えにしかなりません。
自信を持って、分数を答えに書きましょう!
ただ、確かに分数にならないように作られていることが多いのも確かです。
しかし「計算ミスしたかな?」と思わず、いつも通り見直しの確認をすれば気付けます。
安心していつも通りの計算と確認をしましょう!