中学2年生女子の生徒様とのやりとりです。
ボクの至らぬ点のお話です。
ボクのせいです、ごめんなさい
定期試験後に試験問題のなかでわからなかった問題等の振り返りをしていました。
ここでは「門脈」以外の話は記事としては割愛していました。
当然、門脈だけ話して終わりという訳ではなく、循環に関する内容は一通り語っています。
試験の問題と照らし合わせても、すべてが解説の内容に含まれていました。
「養分がもっとも多く流れる血管はどこ?」とか、門脈関連が多かったので、ためになった部分も多かった・・・はず。
一回20分も無いような解説ですから、それを聞いただけで何でも答えられるようになるわけではないでしょうが、無駄ではなかったはずです。
わからなかった問題の中に、気になる問題があったんですね。
問.酸素が多い血液を何と言うか?
ボクの説明の中で、この答えである「動脈血」については説明しています。
重要さを理解しているので、必ず話します。
那須:動脈流れてないのに動脈血っていうんだよね。
那須:間違えやすい、だからテストに出やすい。
この「循環」の話をするときは欠かさず説明しています。
この説明で「動脈を流れている血液ではない」ということは多くの生徒様に伝わります。
ただ、ボクの解説でちょっと穴がありました。
「動脈血は酸素が多い」
ここのボリュームが小さかったんですね・・・。
実際の説明の中ではこんな感じで触れていたかと思います。
・・・
那須:肺から出てきて体の器官で使われるまでの肺静脈と大動脈を流れているのが動脈血。
※ここでさっきの話
・・・
那須:肺から出てきたきれいな動脈血は見た目も違うっていうよね。(教科書にも色の違いが載っています)
那須:あ、きれいと言っても、尿素的なものなどをきれいにしているのは腎臓、肺は酸素の話だね。
・・・
んー、つなぎ合わせると、「酸素が多いのが動脈血」にはなるんですが、「動脈血が流れる血管はどこ?」という種類の問題に意識を引っ張られ過ぎました。
「酸素が多い血液が動脈血、少ない血液が静脈血という形式でも問題が出るよ」という一言があれば違ったのかなと思います。
そう感じたので確認して見ました。
完璧な回答です・・・。
那須:だよね・・・ごめん!!!!!
頑張って勉強してくれていましたから、ボクの話した内容はちゃんと理解してくれていたんです。
それを得点できるように話せなかったのはボクの落ち度です。
たぶん1点か2点です。
たかが1点と思われるかもしれませんが、生徒様にとっては頑張って勉強してくれた結果の1点とか2点なんですよね。
89点と90点じゃ、印象もだいぶ変わります。
生徒様以上にその1点や2点の重みを理解しています。
人生の変わる1点や2点かもしれません。
「動脈血が流れる血管はどこ?」が答えられなかったのなら、話は別です。
「ボクの説明が悪い」事と「そもそもちゃんと聞いて」という生徒様側の要因が出てきます。
お互い直していかなければなりません。
しかし、今回は完全にボクの考慮ミスです。
本当に、本当に、申し訳ない・・・。