英語読み書きの不安

英語読み書きの不安

中学生の英語の様子を見ていると「読み書き」に不安があります。
「塾ブログ」内でちょこちょこ訴えてきています。
「またかー」と思わず読んで頂けましたら幸いです。

英単語軽視が原因?

まずは何と言っても英単語です。
というかむしろ、英単語が問題で読み書きできていないんじゃないかと思うくらいです。
下記で記事にもしていました。
中学1年生と英単語
中学生も高校生も定期試験のシーズンです。 中学1年生の英語で気になっていることがあります。

※タイトルは中学1年生としていますが、中学3年生についても書いています。

比較的中学生の英文によく出てくる単純な英単語であっても、そこそこ間違いが目立ちます。
すごくもったいないんですよね。

要因はいくつか考えられます。

  • 「思い出す」練習をしていない
  • すぐに答えを見てしまう
  • 問題文から探してしまう
  • リスニングとスピーキング重視

などです。

共通的な原因としては「英単語軽視」だと思います。
※そもそも勉強軽視という可能性もありますが・・・
読み書きするうえではその考えはたぶん間違ってます。
そして、結局読み書きに必要な知識が、リスニングを含めた筆記試験には求められます。

改善するには

最後のリスニングとスピーキング重視は自分の問題ではないのでどうしようもないです。
しかし、それ以外は改善することができます。

普段の問題演習の中で「何も見ずに答える」という練習しましょう。
答えや教科書を開いて勉強するのを止めましょう。
視界に僅かでも入ってしまえば、なんとなくで書けてしまいます。
並び替えもそこに英単語が並んでいると思わず作文しましょう。

「他のページから探してくる」なんてことは、本番の試験でできないのです。
まして、答えが目の前に置いてあるわけがありません。
試験中は自分の頭の中だけが頼りです。

ただ、思い出せない事にはいくら考えても先に進めません。
答えを見て思い出しましょう。
そしてその思い出せなかったことを、しっかりと×で刻みましょう。
※問題集に答えを見て埋めたものは、見る人が見ればわかりますので、ばれてますよ。

×を付けたらそのわからなかった英単語は、思い出せるようになる必要のある単語です。
しっかりと思い出す練習をしましょう。

ある塾生は、その日間違えた単語を全てノートにメモしています。
寝る前に覚え、朝起きて確認するそうです。
間違えた単語を覚えることが、自分にとって重要な勉強であることをよく理解しています。
塾で一緒に勉強するようになってから、英語の定期試験が平均97点、高校以降も90点後半の点数をいつも報告してくれます。
※それまでも優秀な成績ではありましたが・・・。
英単語軽視せず、むしろ重視して取り組んでくれています。

英語で会話できることが目的じゃない

ここから述べる事は、引き続き英単語の重要性についてです。
そのうえで読み進めて頂ければと思います。

「読み書き」については改善、特に英単語の改善が必要と述べました。
「リスニング」についてはどうでしょうか?

実力試験や模擬試験の結果を見るとリスニングは比較的得点率が高いです。
しかし、問題が「リスニング」の問題じゃないケースもあります。
※例を挙げようと思いましたが長くなるので止めておきます
※簡単に言えば、数字さえ聞き取れればそれが答え、みたいな問題です
会話に複雑さがあり、会話の内容をしっかり理解して解く問題については、正答率はちゃんと低いです。
そして問題形式は4択等です。
そもそも得点率が高くて当然なんですよね。

そう思うと「リスニング」も決してできているわけではないんですね。
しかし、リスニングも結局は読む能力が大きく関わっています。
ある程度聞くことができれば、文法と単語ですからね。
会話の速さに合わせて英文理解を進めていく力がリスニングです。

これはあまり言いたくはないのですが「英会話」という習い事が学校の英語の試験に向いているかと言うと、たぶん向いていません。
ボクは英会話教室に通ったことが無いので、自分が通った体験談はできません。
しかし、英会話の習い事をしている生徒様を見てきた結果、中学英語の理解で役に立っているとはあまり思えないんですね。
たぶん英会話していなくても、中学英語はそのときの実力程度(場合によっては習っていないときの方が高く)は身に付いているんじゃないかなと推測しています。
それは筆記試験だけではなく、文法や単語の理解なのか、処理しきれていないのかはわかりませんが、リスニングの得点に大きな差を感じることはありませんでした。
※全員では無いですし、ボクの知っている事例だけの話ではあります

これはもちろん英会話教室を否定するものではありません。
中学英語で点数を取る事と、英語での会話をできる事では、求められる能力が違います。
目的が違うのですから、結果も当然そうなるわけです。
たぶん、英会話をさせたらボクよりもうまいと思います。
ボクはネイティブな方から話しかけられたら、うまく会話できる自信無いですからね。
でも、英語の試験で得点できるのは間違いなく英会話経験ゼロのボクですね。
毎回の模擬試験で試験前に問題解いて点数を把握していますから、これは明らかです。

リスニングやスピーキングと、英語の試験で得点を取ることは別の話です。
「アイプレイテニス」と言えても、「I plei tenice」では得点になりません。

ですから、
「夢を叶える塾に通ったら英語を話せるようになる」
という事はないでしょう。
「英会話」の塾じゃないですからね。

しかし、一緒に英語を読もうとする努力を継続して頂ければ、英語を読めるようにはなるでしょう。
また、書く事も同じく、書けるようにもなれると思います。
これは英会話教室ではどうなんでしょうか?
求めれば対応してくれるのかは、その教室や講師次第ですかね。

当塾は中学校や高校で英語の試験で点数を取るための塾です。
そのために必要な能力に特化して、能力を伸ばして頂きます。
そして中学校や高校の英語の試験で点数を取ることができれば、読み書きはある程度できるようになるはずです。

文法・・・

こちらも結構気になるところが多いんですね。
「be動詞」を「です」で教えるとかですね。
「I like cats.」は「私は猫が好きです。」です。
「私は猫が好き”です”。」は「I am like cats.」ですか?
「be動詞」と「一般動詞」を一緒に書いてしまう方、多いです。

たぶん言語ってものがどんなものなのかが、あまり伝わっていないんじゃないかと。
日本語に対応する英語を書いていけばいいって理解してしまっているんじゃないですかね?

色々書きたいのですが長くなるので、またいつか記事にしたいと思います。

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