中学3年生女子の生徒様とのやりとりです。
問題の読み間違いを無くそう!
問題の読み間違いはいつになっても中々無くなりにくいものです。
ある程度個人差と言いますか、ミスしやすい方とそうでない方の差はあります。
ただ、それは訓練で改善されます。
前提が違ってる!
数学の2次関数の学校ワークを解いていました。
解いていた問題は、応用問題としてはよくある形式です。
生徒様には難易度高めの問題集に取り組んでもらっています。
難しい問題にも向き合っていますので、実力試験や模擬試験でも十分100点近く取れる実力はあります。
今回の応用問題も十分正解できるだろうと踏んでいました。
ボクが頭の中で答えを導いていると、答えが出たようです。
那須:(あれ…それは明らかに違うぞ?)
那須:これ、どうやって求めたのかな?
生徒様:はい、これはこうして・・・
那須:うん、なるほど。
那須:(言ってくれたのは)正解だね。
那須:でもこれ、前提はこれだよね?
生徒様:・・・!
那須:うん、前提が言ってくれたものなら正解なんだけど、もう一回やってみようか!
生徒様:・・・(カキカキ)・・・
那須:うん、正解!
正解できる力はあるんですよね。
でもテストでこの読み間違いをすれば得点になりません。
それも実力なんですよね。
読み間違えないための力を鍛えていく必要があります。
ミスしないために
今回の問題、応用問題だけあって、少し前提条件とか、求める対象のバリエーションが考えられます。
よくある問題は、確かに生徒様の解いてくれた形式で出題されるんですよね。
それもあって、油断してしまったのかなと思います。
この油断をなくすための対策も重要になります。
得点できるかどうか変わりますからね。
「新しい問題を解けるようになるよりも、解ける問題をしっかり解く事」
ある程度実力のある生徒様であれば、こちらの方が効果が高い場合も結構あります。
「気を付けるべき点はコレとコレ」
みたいに簡単には言えません。
問題を解いている様子から、都度そういった間違いの発生しないためのコツを伝えています。
「間違った問題だけ解説」という訳ではありません。
むしろ正解できているときに、より失敗しないような解説の方が多かったりします。
コツコツと注意すべき観点を積み上げていきます。
やがてミスしない工夫が幾重にも重ねられた解法になっていきます。
小さな積み重ねが100点を取るためには必要になりますね。