自分の力だけで解けるようになるまでやる

中学2年生女子の生徒様とのやりとりです。

自分の力だけで解けるようになるまでやる

問題をどうやって解くかわからない。
そんなときはどんな対応を取るでしょうか。

  • 答えを見る
  • 類題の解法を確認する
  • 教科書を見る
  • わかる人に聞く

色々な対応があると思います。

どのような対応をとっても、重要なことは変わりません。
演習問題を解く勉強は、答えを埋めることが目的ではなく、解けない問題を見つけて次解けるようになることが目的だという事です。
解けなかった問題は、自分の力だけで解けるようになるまでやりましょう。
試験本番で使えるのは自分の力だけですから。
試験と同じ状態で答えを導けること。
これを目指します。

思い出し、使えるようになる説明

学校の教科書は基本的にそれだけでわかるようにはなっています。
ただ、できるようになるかはまた別問題です。
更に学校の先生の説明があって、更にわかりやすくなっているはずです。
それでもできるようになるかはわかりません。
問題を解くときに思い出せる事、使えるようになっている必要があります。
そのためには、単純に覚える以上の理解が必要になります。

教科書などを見て理解できているけど演習問題になると解けない・・・。
そんな方は、「思い出し、使えるようになる説明」が他に必要なのかもしれません。
その説明さえあれば簡単にできるようになるという事もあります。
これは自分で思いつけるとは限りません。

ボクは教科書通りの説明もしますし、それとは違う視点での説明もします。
単純にわかるだけではなく、「どういう発想でその解法に至るのか」までちゃんとわかっていただきます。
問題の解法についても、教科書通りのやり方、ちょっと違うやり方、全然違うやり方、いろんなやり方を紹介します。
その中でわかる解法に出会えることもあります。

いろんなやり方を知ることで、1つのやり方でわかっているよりも深い理解になることもあります。
ボクの説明をもとに理解することで、教科書や学校の先生の説明が分かるようになる事もあります。

そしてそれはボクが優れているわけではなく、きっかけは人それぞれだからだと思います。
まずはボクの中で「この教え方が恐らくわかりやすい」というものから説明して、わかるまでいろんな方法で説明していきます。
※1つの方法を繰り返し説明することもありますが。
その中には恐らく他ではされないような、優れた教え方なんかもあると思います。

わかるのは数日後

と言う事で生徒様に解説します。

那須:あんまりこういう説明はされないと思うんだけど・・・
那須:まずこっちは簡単で、こう、だよね?
生徒様:うんうん。(あ、そうだった・・・)
那須:これはこうなって・・・こうでしょ。
生徒様:うんうん。(そういう事か・・・)
那須:この単元、ほぼこの理解だからね。
生徒様:(これは絶対に忘れられない・・・)
生徒様:(でも今の説明で絶対間違えないかな・・・)
※後半2個は「こう思ってくれてるよね?!」っていうボクの願望込み

このときはやはりわかってくれます。
問題も解けます。
計算ミスが無ければ基本的に正解にたどり着けます。

しかし、今できることが重要じゃないんですよね。
大切なのは2日後、3日後、ちゃんと思い出し使える事。
試験のときにちゃんと思い出し使える事。
そのためにはもう一度確認の作業が必要です。
これを怠らずにできるかどうか。
それが冒頭の言葉に繋がります。

「演習問題を解く勉強は、答えを埋めることが目的ではなく、解けない問題を見つけて次解けるようになることが目的だという事です。」

次解けるようになったか、必ず確認しましょう!
でなければ、演習問題を解いた時間は無駄になってしまいます。

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 米沢情報へ
にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました