中学2年生女子の生徒様とのやりとりです。
初見殺し
数学の試験対策で質問でした。
生徒様:この問題教えてください!
那須:OK!
出番出番と、生徒様が質問してくれた問題を見せてもらいます。
那須:うん、この問題は・・・
那須:(ぱっと見で解法はわかるんだが、これは・・・)
那須:(初見殺しな問題なんだよなぁ・・・)
この問題、何もないところから答えを得るのはちょっと難しい感じの問題でした。
解法を見れば「なるほどそうやるのか」となるのですが・・・。
こういう問題を何も見ずに答えに導けるようにできるかは、腕の見せ所ですよね。
那須:まず絵を描いて考えてみようか!
文字だけの情報ではわかりにくいので、まずは絵を描いてもらいます。
なんでも手を動かして考えるというアプローチ方法を身に着けてもらう目的もあります。
ここからは途中の会話を割愛しますが・・・。
那須:絵を描くとこんな感じになるよね。
那須:で問題で言ってるのは・・・
・・・
那須:ってことで、どんなときに、問題で聞かれている状態になるかと言うと・・・?
生徒様:・・・あっ!あれがああなってるとき?
那須:正解!
那須:じゃあ、どうやって求めたらいい?
生徒様:あれはあれだから、あれを先に求めて・・・
那須:(大丈夫そうね♪)
もちろん絵を描いただけですぐに答えにたどり着けるような問題では無いです。
「・・・」の中にいくつもやりとりと試行錯誤が詰め込まれています。
途中を省略しているので何が何やらですよね?、すみません。
どんどん増えていく
初見殺しな問題はどんどん増えていきます。
中学数学ならまだそんなに多くは無いと思います。
高校数学だと、結構パターンごとに初見殺しされますよね。
それまで積んでいった経験が、やがて初見でも解けるようになっていくんだと思います。
※初見殺しの問題を解けるようになる・・・「初見殺しキラー」ですかね?
何も考えずに覚えていっただけだと、中々そうはなっていけないんですよね。
答えを出せずに考え続ける無駄とも思える時間が、やがて宝になるんです。