中学3年生男子の生徒様とのやりとりです。
社会は全部で98問
前回はこちらです。
今日は一問一答形式の問題に取り組んでもらいました。
問.1869年に藩が所有していた土地や人民を天皇に返したことを何と言う?
前日の総復習の効果がどれだけあるか楽しみですね。
やってみて
いくつか質問など頂きました。
問.1918年に日本全国で起こった出来事を何と言う?
また、その原因は「A(出来事)よってB(どんな人物)がCしたから」と説明したときにA,B,Cに当てはまる言葉は何?
記述式の問題としては作りやすいので出題していました。
勉強の基本は「わからない問題を見つけ、それをできるようにする。」です。
わからない問題が見つかったということで、出題して正解です。
ここは教科書の説明がちょっと分かれているんですよね。
日本経済の急成長
~(略)~
シベリア出兵が決定し、軍が大量のコメを購入すると予想した商人たちが米を買いしめたために、米の値段が急激に上がって米不足が進み見ました。
引用:中学生の歴史(帝国書院)
原因が「米騒動」のタイトルになる前に書いてあるんですね。
で、米騒動の説明は次のように始まります。
米騒動と政党内閣の成立
1918年7月、富山県の漁村の主婦が、米の県外への積み出しに反対し、安売りを要求しました。この動きは、翌8月になると、米屋などが襲われる米騒動となり、~(略)~
引用:中学生の歴史(帝国書院)
「米の値段が上がりました」という説明と、「漁村の主婦の要求」が結びつくかどうかです。
この辺りは書いてある事柄を、連続した事象として捉えて読めるか、読み取れるかになります。
※基本的に学校の先生の説明では繋がって説明してもらえるとは思うのですが、それに依存してはいけないですね
読み取れているかどうかは演習問題を解き、確認する方法がやはり有効です。
後は次のような問題で質問してくれました。
問.1931年、南満州鉄道の線路が爆破される事件を発端に起きた事件を何と言う?
確かに、爆破した事件は柳条湖事件です。
その事件を発端に起きた事件ですから、これは「満州事変」を期待しての問題でした。
「事変は何?」という問題にしてしまうと、答えは限定的です。
社会の問題で東京事変と答える人はいないでしょうから、事変と言えば満州事変となってしまいます。
社会は全部で98問
学校の定期試験の問題数ではありません。
このうち何割が出題されるのか。
そして、何割をカバーできるのか。
後日結果が分かったら計算して見ます。
⇒前後しました‥。