中学2年生女子の生徒様とのやりとりです。
欲しい所に置くだけ
こんな問題に取り組んでいました。
ある人の心臓と血液が次の状態のとき、心臓が全血液を送り出すのにかかる時間は何秒か?
拍動数が毎分75回
全身の血液量が4000cm3
一回の拍動で送り出される血液量が80cm3
2年生の生物、循環の計算問題です。
こういう問題は単位使うと楽に計算できるよ!
この解き方を紹介します。
単位を欲しい所に置くだけです
まず、拍動数が毎分75回と言うのは、毎秒にすると75回を60秒/分で割って毎秒1.25回になります。
これは単位をしっかり書くと、1.25回/秒です。
一回の拍動で送り出される血液量も同様に、80cm3/回、という単位になります。
1.25回/秒
4000cm3
80cm3/回
これを計算して「秒」にします。
まず、「1.25回/秒」の分母に「欲しい」単位の秒がありますね。
だから「1.25回/秒」は分数の分母にすることで、秒が分子になり、逆に回が分母になります。
1/1.25(回/秒)
分母にある回を消すために、80cm3/回を分母の「回」に掛けます。
分母に掛けるということはつまり、80cm3/回が分母に置かれるということになります。
1/{1.25(回/秒)×80(cm3/回)}
するとcm3が分母に残ります。
これを消すために分子にcm3が欲しいので、4000cm3を分子に置きます。
4000cm3/{1.25(回/秒)×80(cm3/回)}
これを計算して答えは40秒です。
注意点は分と秒の違い。
後は単位を欲しい所に置くだけです。
これは先日の密度の計算と同じですね。
単位で考える。
楽ですよ。
単位で考える。
楽ですよ。
今日やることのメモ
生徒様との日常です。 いつ来ても大丈夫、何時間でも大丈夫な塾だからできる授業風景です。 様子を想像しながらお楽しみいただけましたら幸いです。