全部コロナのせい
中学校の定期試験シーズンです。
今年は特にコロナの影響もあって、学校ごとに試験期間のずれが大きいです。
一部の中学校ではまだ試験期間になっていませんが、試験期間となり試験範囲が公開されている中学校もあります。
中学校によっては、出題範囲だけではなく、出題内容がある程度公開されます。
「教科書Pxxの~について」のように、かなり具体的なものもあります。
対策しないわけにはいきません。
普通の生徒様は試験対策として、試験範囲になっている学校ワークに頑張って取り組んでおられると思います。
しかし、今年は授業が早すぎて追いつかないかもしれません。
社会と理科の出題範囲は合計200ページを超えます・・・さすがにやりすぎじゃないですかね?
すると、大量の学校ワークを埋める事だけが目標になり、こうした「やっておくべきこと」が後回しにされがちです。
- 重要だけど緊急ではない。
- 緊急だけど重要ではない。
どちらが優先でしょうか?
基本的には前者の「重要だけど緊急ではない。」です。
学校ワークを「埋める事」は本来全く重要ではありません。
内容を理解する方が重要です。
それを理解してもらうのも教育だと思いますが・・・どうもそうなっていません。
学校ワークを埋める事で「関心意欲態度」の点数を取らせる方が優先されてしまいます。
こういう基本動作を学びたい中学生の方おりましたら是非ご連絡ください。
日々の授業の中で扱うこともあります。
今からでも・・・
わかってはいましたが、地道にコツコツやってきた人とそうでない人で、かなり差がついてしまいそうな予感がします。
もう受験が始まってしまっていますから、今更初めても遅いのですが・・・今からでもやらないよりはマシですよ。
- 学校の進度が早すぎる
- 学力差が大きくなる
- 全部コロナのせい!
コロナ後の初の定期試験シーズンを迎え、今後こうした問題のニュースが出てくる時期なのかもしれないですね。
もちろんコロナのせいではないですね。
加えて学生だけが悪いとも思いません。
先生だけが悪いとも思いません。
保護者だけが悪いとも思いません。
社会のせいとも思いません。
ちなみに・・・
日々頑張って学校ワークを進め、試験期間前に対象範囲が終わるようコツコツ進めてくれた生徒様がおられます。
この状況下で、ホント偉いですよ。
しかし、試験期間になったらその日その日で出されるプリントの宿題が続き、本来やりたかった勉強に着手できなかったりします。
「計画的に勉強しろ」と言い、計画表を生徒様に書かせておきながら、無計画にプリントを後出しするのはどうなんでしょうか?
自分でコントロールする術を学ぶためにも、予め先に渡しておいて欲しいですけどね。
「明日までにやってきなさい」系の宿題を試験期間中に出すのは、先生側の無計画さが生徒に伝わるだけで、デメリットだらけです。
とは言え、難しい面があるのも、まあわかるんですけどね・・・。
だからと言って努力しなくていい理由にもなりませんね。