そっちから攻める?!
高校1年生男子の生徒様とのやりとりです。
数学Ⅰの絶対値の入った不等式の問題を解いていました。
問題の説明をしてしまうと長くなりますので省略します。
場合分けの話なども理解し、
「答えがどのようなxになるか」
までは進みました。
ほぼ答えが出ている状況です。
例えば、
「xが-1以下か、もしくはxが2以上であれば良い」
という事実までわかっている状況です。
ただ、これをどう答えとして書くのかが問題でした。
わかっていれば単純な話かもしれません。
もう少し数学的に書くと「x≦1であるか、x≧2であるかのいずれか」です。
数式はもちろん理解されています。
・・・(これ、どう書くんだろう・・・?)
中学校までの数学の答えは「A:x=1」とか「A:1≦x≦3」のような1つの答えがほとんどでした。
答えが二種類「AかBのどちらか」のような場合、どうやって書くのか・・・。
記述のル-ルの話なので、知らなければ書きようがなかったかもしれません。
この辺は学校授業が削られている弊害かもしれません。
「何故?」でどうにかなるものであれば、知らなくても答えにたどり着けるものもあります。
今回の話は理屈ではないので、勘で書く事はできるかもしれますが、ちょっと迷います。
「x≦1であるか、x≧2であるかのいずれか」
これは答えを書くときには、
「x≦1、x≧2」
もしくは、
「x≦1、または、x≧2」
等と書きます。
別に特別な書き方ではないですね。
これが次のような問題だと余り難しくはなかったかもしれません。
「10以上25以下の素数を答えなさい。」
「11,13,17,19,23」
いくつかある前提なので、それらを全て答えます。
今回の問題も、ある意味このような問題と同じです。
「答えが二種類出てくる」というのは、最初は戸惑いますよね。