中学3年生女子の生徒様からのご質問です。
平日の学校終わりに毎日コツコツ頑張ってます。
ということで関税自主権です。
関税自主権が無い
そもそもの始まりはボクの質問からです。
この質問には、社会の先生であれば詳しく答えることができるかと思います。
大雑把に言えば「輸出入品に掛かる税金」ですね。
これは一般的には自国の産業を守るためと言う説明がされます。
そしてボクはより詳しく「関税」を解説できる自信があります。
それは実際に支払ったことがあるからです。
たぶん社会科の先生であっても、実際に支払ったことがあるという先生は稀じゃないでしょうか?
税関の話、輸出入時の消費税(とその還付)の話(これはそもそもの消費税の話まで踏まえ)、実際に経験しないと難しいです。
これは輸出入時の円高円安の影響を、輸出業者目線、輸入業者目線、それぞれのリアルな目線で語ることができます。
そこまでの話をすることは稀ですが・・・役には立ってます。
で関税について理解ができると、案の定と言いますか、関税自主権の話になるわけですね。
「関税自主権が無い」までで1セットなので、関税自主権、そしてそれが無いということを解説します。
ついでに「領事裁判権が無い」について説明するところまでが大体1セットです。
共に何かの権利が無いという、少しわかりにくい用語になります。
日本の仏教による政治の始まり、天皇から武士に政治の中心が移り、江戸時代になってペリー来航からの明治維新で天皇に政治の中心が戻る。
そして不平等条約、明治維新という話を繰り返します。
明治維新の説明をするために、一度「大化の改新」までさかのぼり、その流れがあって「関税自主権が無い」ということがどういうことなのか解説しています。
無駄も多いかもしれませんが、全体をとらえることができ、タグ付けにもなるので手間は惜しみません。
「関税」という二文字から、授業1コマの歴史が始まりました・・・。