受験時の生徒様の様子
夢を叶える塾では、模擬試験は成績向上コースの方は無料でご招待、自由コースの方は定価でのご案内という形としています。
ただ、間違いなく早目に受験頂く方が良いと確信しておりますので、自由コースの方にもおすすめはしています。
どんな解き方をしているか確認
自分が試験を受けるときの様子を誰かに見てもらったことはあるでしょうか?
実は、受験時の様子を伺う事は、講師として重要な情報収集の場です。
じっくりと様子を観察させて頂き、アドバイスさせて頂きます。
そもそも他人の試験の様子を見たことがあるという方は少ないかと思います。
試験中に見ていたらカンニングになってしまいますから、講師の方以外は機会としてそもそもないはずです。
そしてそこに問題点があるんですね。
- どんな解き方をすればいいのか、誰も教えてくれない。
試験でどんな解き方をすると得点しやすいのか、そのような授業はありません。
必要な知識は教えてもらえますが、それをどう使うか、どう発揮するかは教えてもらえません。
夢を叶える塾では試験後に一人ひとり試験の受け方をフィードバック(コメント)しています。
試験結果だけを見てコメントするのではなく、試験の様子を見てのコメントですので、解答用紙からのみではわからない情報を踏まえたコメントになっています。
問題としての解き方もあるのですが、そもそもの試験としての取り組み方が実は大切なんです。
「あそこは良かった」、「あそこはどうするともっと言い」等というコメントですが、具体的には秘密です。
人によってアドバイスは変わってくるので下手なことは言えません。
また、さすがにテクニック的なところなのでそこは受講生限定のサービスです。
※特別に外部生にも共通的なアドバイスはしています。
今回は一部「ダーティー」な「テクニック」もご紹介します。
正直なところ勉強の本質ではないので、こんな事に頼ってほしくはありません。
そのため、あまりこのようなアドバイスはしていませんが、問題提起の意味も含めて紹介してしまいます。
数学
最も気になる点が多くみられるのはやはり数学です。
数学は途中の式が重要ですが、入試ではそこまで重要視されていません。
※それはそれで問題かもしれませんが、まったくないわけではありませんせんし、採点を考えるとそうなってしまう事情はわかります。
答えを求める事さえできれば得点する事ができる問題がほとんどです。
図形の誘導問題
例えば、図形の問題が出題されますが、多くのケースで「誘導問題」になっています。
1番で三角形の合同の証明、2番以降で面積や線分比、角度を求める問題と言った形式で出題されます。
1番で求めた合同な三角形から線分の長さや角度がわかり、2番以降でそれを使うことができる問題になっている事がよくあります。
1番の証明問題が出来なかったとしても、1番の証明の結果だけは使って問題ありません。
問題で出題されるわけですから、1番で証明する三角形の合同は、確かに合同になっているわけです。
なお、証明問題は分かれば簡単です。
証明できる問題が出題されています。
問題に書かれている事を忠実に行うと、必ず成り立ってくれるんです。
一字一句、先生の言葉通りに書かせる授業のためか、本当に皆さま証明問題を嫌いにさせられています。
答えが問題に書いてあるので、むしろ得点しやすいのに・・・。
色々な中学校の生徒様の解答は、結局バラバラなので、一字一句にこだわる意味が、私にはわかりません。
※ちゃんと伝わるように書くことが出来なければ、もちろん正解にはなりませんが・・・。
関数の座標
関数の問題では、グラフがかなり正確に描かれています。
定規で長さを図り、縮尺を戻すと、座標が分かってしまう位、正確に描かれています。
グラフが作る図形の長さ(や面積)を求める問題や、座標を求める問題は、定規で測ると答えが出てしまいます・・・。
数学の力が限りなく高い方は、見直しの際にそういった方法での見直しをされてみても良いかもしれませんね。
※もちろんグラフや図形を正確に描いてくれる保証はどこにもありませんが
連立方程式の答え
例年、連立方程式の問題でxとyがなんであるかを示す問題と、その答えを求める問題が出題されます。
普段の連立方程式は解けているのに、値が少々複雑なためか、式があっていても答えを間違えてしまう方も多い問題です。
多くの問題で「人数」や「値段」等、整数やきりの良い数字が答えとなる問題になっています。
※もちろんきりの良くない場合もあります。
ある程度、問題の条件に沿った数値で試せば、答えが出てしまいます。
連立方程式や方程式の「解」は方程式を満たす変数の値です。
代入して答えが合えば、解法がどうであれ、それは答えです。
他に応用のきかない、たまたまあった答えという事もあり、賛否両論あると思います。
なんとなくの連立方程式の解き方は使っているものの、確かめもせずに次の問題へ進み、結果として間違えている答案もあるわけです。
それに比べると、正しい答えを導けている分、よほど評価できます。
むしろ解き方が分からないのに「必死に答えを出す」という姿勢に対し、私は評価したいと考えています。
この必死さが足りないという事を良く感じてしまいます。
代入して必死に計算すれば、答えの出せる問題がほとんどなはずです。
作文
国語や英語で作文の問題が出題されます。
作文の問題は配点も大きく、取り組み方で得点に差が付きます。
米沢の生徒様は大変真面目でおられます。
一生懸命に問題で聞かれた内容に対し、自分の事を答えてくださります。
それはそれで正しいアプローチではありますが、割り切った考えも持って頂けると良いかと思います。
わからない単語は使わない
英単語のわからない場合も、頑張って英単語を作り出してくださいます。
しかし、作文の問題は作文の内容の真偽より、文法的な誤りがないか、論理的な誤りがないか、という観点が重要です。
明らかに嘘とわかるような内容でなければ、わかりやすい単語を用いて解答する位の「したたかさ」も必要でしょう。
例えば、「昨日、どこへ行きましたか?」という問いに答える英作文の問題があったとします。
たまたま行った場所が「東京ドーム」であったとして、「Tokyo」はわかるとしても「Dome」のスペルが分からないかもしれません。
この英作文の問題ではスペルの怪しい「東京ドーム」を答える必要はありません。
「Tokyo」だけでも良いでしょうし、「100%自信のある答え」で問題なく、「Tokyo Station」で問題ありません。
むしろ重要なことは「行く」の「go」を「went」と過去形で書くことができるかどうかです。
あるいは行き先として「to」を補えるか、冠詞の「the」を付けることができるか、そういう点が重要になります。
作文はさくっと終わらせる
また、解答する順番も大変真面目です。
出題順に解答されていき、配点の大きい作文問題に着手する頃には時間が少ないというケースもあります。
「順番を入れ替えても、終われば掛かる時間は結局同じ」
と思われるかもしれませんが、時間ぎりぎりまで作文を続けるより、作文は先に終わらせてしまい、記号の問題等を最後まで続けた方が「踏ん張り」はききやすいでしょう。
まとめ
試験時のアドバイスは人気のサービスです。
※今回は話していない内容が混じっていたりしますので、余り参考にならないかもしれませんが。
フリー主体とする前に行っていた「受験対策」の授業で、「繰り返し試験によるアドバイス」で大きく成果が出ていました。
フリーの中で要望があれば試験時の様子を伺うという事は続けています。
- 試験の受け方を学んで、本来の実力通りの点数が取りたい!
- 練習では問題が解けているのに、本番の試験だとなぜか問題が解けない!
こんな方は一度フリーの授業で試験の受け方を見せてください。
試験で実力通りの結果を出せるコツがつかめるようになるかもしれません!