もったいないっす!

もったいないっす!

ふと約20年前の事を思い出しました。

後輩:え!?けんさん、その成績で塾行ってないんすか?!

中学校の部活で成績の話になったとき、後輩から言われた一言です。
ちなみに、その後輩は学年一位でしたね、確か。
後輩に続けて言われました。

後輩:けんさん、塾行かない方が良いっすよ!
後輩:(塾行ってるならその成績も納得だけど)行かないでそれなら、
後輩:塾行くの(希少価値がなくなるから)もったいないっす!

もったいないというのは、カッコ内の通りの意味であり、料金的な話ではありません。
なんかちょっと複雑な心境でしたね。
後輩の思いとしては、次のような式があったのかなと思いました。
「塾に行ってる後輩の成績-塾に行くことで向上したと思っている成績<塾に行ってないボクの成績<塾に行ってる後輩の成績」
後輩としては先輩を立てる言葉として言ってくれたんだとは思います。

まあ、それはそれでいいのです。

立場は変わり・・・

今、改めてその言葉を思い出すと、これまた複雑な気持ちです。
その当時のボクと言うよりも、塾と言う存在にどれほど期待するのかと言う意味で、です。
両方の気持ちがあります。

「塾って別にそこまで絶対なもんじゃないよ。」
という気持ちと、
「確かに塾の差は大きいよね」
という気持ちです。

まず前者です。
たぶん、普通、塾って週1回とか2回、特定の教科の授業があります。
週1回60~90分程度の座学「だけ」で大きな差がつく事は、ボクは無いと思ってます。
そこで学んだことを活かす家庭学習等に取り組まなければ、意味が無くなります。
結局、塾の授業以外でしっかり頑張れるかなんですよね。
「塾行ってるけどがんばらない<塾行かないけどがんばる」は確かでしょう。
ですから塾は絶対じゃない。

じゃあ、塾なんて要らないかと言うと、やはりこれもちょっと違います。
先の不等式で言えば、「塾行かないけどがんばる<塾行ってがんばる」も確かでしょう。

学校の公教育では実現できないような授業を受けることができます。
また、難易度の高い問題を確実に解けるようになるサポートを受けることもできます。
普段の学校とは違う環境(他校のライバルがいるとかですね)があることや、何かしら勉強に関する情報を得ることができるというのも利点かもしれません。
基本的には有効に活用できるのであれば、塾の差は大きいのかなと思います。
首都圏などではかなり多くの方が利用しているわけですからね。

ボクとしては、基本的には「必要とする方」に利用頂ければと思ってます。
それと共に、必要と感じてくださる方が増える事も願っています。
「もっと上を目指したい!」と言う方が増えれば必然的に必要とする方が増えると思いますので。

塾って割と毛嫌いされてしまう事もありますからね。
でも「頑張りたい!」って思う生徒様の気持ちは聞いてもらいたいなと思います。
そのうえで「(どれほど大変だろうが)自分で頑張る」という決断をされるのであれば、それはそれで頑張って欲しいですね。
きっと大変な分、本気で取り組まないといけないという「腹をくくる」事ができますし、達成したときの喜びは大きいと思います。

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