中学2年生男子の生徒様とのやりとりです。
得意科目はありますか?
得意科目はありますかorありましたか?
得意科目のあるなしは、5科の総合的な成績に結構関連していると思うんですね。
得意科目のある方は、他科目も満遍なく点数が高くなりがちです。
一方で、得意科目が無い方は満遍なく点数が低くなりがちです。
ちょっと苦手科目がある方の方が得点が高かったりします。
それもあって、ボクは「得意科目をつくる」という事を気にしています。
苦手科目を無くす方が効率が良い事もあるのですが、得意科目を作ったほうが伸びしろも大きくなるように思うんですね。
数学への絶大なる自信
数学に自信を持っている(であろう)生徒様がいます。
間違いなく「得意科目は数学」と答えてくれるでしょう。
※謙遜するかもしれませんが
もともと中学一年生の最初、四則演算がわからないという状態で塾に来られました。
-4-2=-2
-6+9=-15
みたいな日々が続きました。
それでもコツコツ数学を頑張ってくれました。
ボクなりに、結構厳しい事も言ってきたと思います。
それでも投げ出さずに、数学に取り組んでくれました。
そういう意味ではとても才能がありました。
コツコツ、コツコツ繰り返してくれた結果、解く速さも、正確さも手に入れました。
今では得点源です。
ボクはその生徒様から、数学に対する自信と誇りを感じます。
「過去わからなかった数学が分かるようになった」
という自信があるんだと思います。そして、
「自分は数学が得意になった」
という気持ちが無意識下にあるんだと思います。
これらの事から、わからない問題が出てくれば、「本気」で解決しようとします。
自分一人で解決できなければ、ボクを使います。
わかるまでやるから、絶対にわかるようになります。
そうなると周りの見る目も変わってくるんですよね。
「あいつは数学得意だぞ」
という目で見られ、質問されたりするようになります。
一層、「自分は数学は得意」という意識が強くなります。
これってすごい事だと思いませんか?
他人からの評価が変わるくらい努力するって、中々できないですよ。
それを生徒様はやってのけたんですよね。
他科目への波及
こうなると他の科目にも成績の上昇は波及してきます。
まず5科の総合点数を上げたい欲が出てきます。
「数学ができるのに、他科目が足を引っ張っている」
そういう感覚になります。
その結果、「他科目も頑張るか」ってなるんですね。
これが一つ目の理由です。
更に常に頭使っている状態ですから、単純に「頭が良くなった」という面もあります。
記憶力も上がります。
これが二つ目の理由です。
そして、数学でわかるようになるノウハウが身に付いています。
このノウハウが他科目にも活きます。
全く同じノウハウとは言いませんが、共通する点はあります。
他科目でもわかるようになっちゃうんです。
これが三つ目の理由です。
自信と誇り
様子を伺っていたら、何か自信と誇りを感じたんです。
雰囲気だけじゃなく、答案も堂々としていました。
・・・
生徒様:(数学の問題に取り組み中)
・・・
那須:(絶対わかろうという気迫が伝わってくる・・・。)
那須:(答案も良く書けてるなぁ・・・!)
那須:(これ記事にしなきゃ)