矯正ギプス

高校1年生の生徒様方とのやりとりです。

矯正ギプス

中学生で図形の証明問題をどれだけ解いてきたか。
高校の数学Aの図形の問題で結構差がつくんじゃないかなと思います。

ボクとしては、中学数学の証明と、高校数学の図形の証明は問題の質に結構差があると思ってます。
ですが、本質的な証明のアプローチはあまり変わっていないとも思います。

その本質的なところが、中学生の頃に十分に訓練されていないんですよね。
頭2つ抜ける位にやり込んだ方は、やっぱりかなり強化されていますけどね。
中学生向けの最難関問題集をやり込んだ方、いったいどれくらいおられるのでしょうか・・・。
「市内の高校進学を目指して受験勉強した」位では、正直団栗の背比べです。

中学生を批判したいわけではなく、しているわけでもありません。
そういう事を教えてもらえる機会もあまり無いと思いますので。
これはもう、「制度上、やらなくても合格てきてしまう」という、大人側の責任です。
更には制度も改革しているのですが、それ以上に人口減少が著しいという、政治の責任でもあります。
政治、つまりみんなの責任ですね。

と言う事で、ボクはボクにできる事で抗っていきます。

最初は眉唾も・・・

一朝一夕で数学の力が身に付くなんてことはありません。
地道な努力で身に付くものです。

とは言え、目の前の試験で点数を取ることも重要です。
点数を取れるからやる気も出る、点数が取れないからやる気も出ない。
鶏が先か、卵が先か、そんな話です。

事実、かなり図形問題で挫折している高校生は多いんじゃないでしょうか?
計算問題ではないので、事務処理能力だけではなく、考えないと解けないですからね。

という事で、ボクから矯正ギプスを提供します。
「証明問題はこうやって考える」
を仕込んでいきます。

ある生徒様はそれを「これはすごい」と評価してくれます。
ある生徒様はそれを「そんなのはわかってる」と眉唾します。
評価してくれる方だけがしっかりできるようになっていきます。
得点も上がり、当たり前のような結果が出ます。

話を聞いてくれるかどうかはボクの力量の問題です。
まだまだと言う事ですね。
改善していかなければなりません。

でもまあ結構破壊力のあるギプスなんですね。
大体何回か使っていくと、解けなかった問題を「解けるようになってしまう」事に気が付きます。
最初は鼻で笑っていた方も、「あれ、すごいかも?」と見直されます。

ただ、時間制限のある試験では、すぐに得点には結びつかない面もあります。
でも、「トレニーングすれば得点は上がるかもしれない」という希望を見ることはできます。
その希望にしがみついて練習していけば、いずれしっかりした土台ができます。

数学の力を正していく矯正ギプス。
それと同時に消えかかる希望を見えるようにしてくれるものでもあるんですね。

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