成績の伸び悩みの原因

勉強しているけど成績が上がらないのは勉強方法に原因があるかもしれません。

米沢の生徒様と関わらせて頂くとすぐに感じるのは勉強方法に関する問題です。
勉強方法が悪いために、成績に伸び悩んでいる生徒様が多いのではないでしょうか?
成績に伸び悩んで原因が分からず、もしくは努力不足や才能が無いと勘違いしていたが、実は勉強方法が原因だったということもあり得ます。
※むしろそういう「もったいない」方がほとんどのように感じます。
勉強方法を見直すことで、努力が成績に繋がるようになる生徒様も多いと思います。

「その方法で覚えられるの?」と聞くと「覚えられない」、「意味が感じられない」と即答します。
「何故覚えられない方法でやるの?」と聞くと「先生に言われたから」と答えます。
「意味を感じない」のに宿題として勉強させられているので、宿題が嫌いになってしまうんですね。
勉強嫌いや向学心の低下は「強制」による指導の弊害でしょう。

それでもやってるだけ良いと思うかもしれませんが、どうせやるなら身になるやり方でやっていただきたいです。
本当は「意味あるものにしよう」と言う心構えを持っていただきたいのですが、それは私と一緒にしばらくの期間学んだ先の話になります。
まずは私と一緒に、学校の宿題を意味のあるものにしていく、というところから始める事になります。

よくある間違い

今回はよくある間違いをご紹介します。
もしこれらに該当する方は勉強方法を見直した方が良いかもしれません。

繰り返し書くだけ

例えば「漢字」や「英単語」の勉強でよくやられがちです。

「宿題の範囲だから、とりあえずノートに書いている」では非常に効率の悪い覚え方です。
先生の宿題の出し方がページ数だけで、「どう覚えるか」について教えてもらえないので仕方がないかもしれません。
また、教材がそもそも繰り返し書いて覚える、一回書いて終わりというような教材というのもその要因です。
ただ「繰り返し書くだけ」は間違った勉強方法であり、間違った教材の使い方ですから、気を付けましょう。

もちろん宿題に出された問題の重要性を理解し、自主的に覚えたかどうかを「確認」しながら勉強できる子もいます。
それでも時間が経てば忘れますから、「繰り返し」自分が覚えているか、思い出せるのかを確認していることが重要です。
また、一度にたくさん覚えようと思っても暗記はそれが難しく、小分けに「コツコツ」と覚える事で効率よく覚えることが出来ます。

だれもがそこまで意識を高く持って勉強できているわけではありませんね。
そんなところまで学校や塾で教えてくれるとは限りませんので、自分で気づくか、気付かせてくれる人に出会う必要があります。
これが出来ないから、何とかできるようになろうと、塾に来てくれるのだと思います。

「暗記」には暗記の「技術」が必要なのですが、宿題や試験では「結果」しか問われません。
覚えているか、覚えていないかだけ見られるので、どのように勉強しているのかまでは先生も把握していません。
先生は無意識に宿題の範囲をしっかり「覚える」ところまで期待して宿題を出します。
その覚え方までは教えてくれませんし、毎回毎回覚え方までレクチャーするわけにもいきません。
結果、多くの生徒様は教材を埋めておしまいです。

頑張っているところ水を差すようですが、全く勉強になっていません。
覚えたかの確認が無いままいきなり試験を受ける事になるので、結果は勉強をしていないのと同じような状況になるでしょう。
試験の結果が出来ていれば勉強している、出来ていなければ勉強していないという判断をされてしまいます。
やり方が分からない中頑張って勉強したのに、「もっとがんばれ」と言われてしまいます。

生徒様は「暗記の技術」を知らない(教わらない、教わっても忘れてしまう)ので効率が悪く、勉強をしても覚えられません。
しかし結果だけ見て「勉強していない」と判断されてしまいますから、勉強も嫌になりますよね・・・。

どうすれば暗記できるようになるのか、そういう勉強方法の見直しが必要でしょう。
暗記のポイントは3つのkです。

  • 繰り返し(Kurikaesi)
  • コツコツと(Kotsukotsuto)
  • 確認する(Kakuninsuru)

だからと言ってこれだけの内容ですぐに暗記できるようになるほど簡単なものでもありません。
そもそもコツコツ繰り返す時点で一朝一夕で無い事はお分かりいただけると思います。
それ以外にも具体的な方法は繰り返し指導させて頂きながら身につくものです。

例えば、暗記系の試験は覚える事を試験するという試験ではありません。
思い出せるかどうかを問う試験ですから、思い出す練習が必要なわけです。
試験で点数を取れる生徒様は自然とそこを理解しているので、思い出す勉強をしています。
思い出す練習をせずに、覚える事ばかり繰り返してきた生徒様は、辛い思いをされてきたかもしれませんね。

勉強を意味あるものにして、もっと他の色々な経験をしたい方はぜひご相談ください。

問題を教材に書き込んで一度しかやらない

これは地域的にそのような指導がされているように感じます。
学校ではそのような指導をしているつもりはないかもしれませんが、少なくとも生徒様はそう受け止めています。
学校の教材に書き込んで一度しかやらない生徒様は、これも残念ですが、勉強をやっていないことと同じですのでやり方を見直しましょう。

まず、ここで言う学校教材は演習問題の事を言っています。
演習問題はそれ自体が覚えるものではありません。
覚えているか確認するための問題、理解しているか確認するための問題でしかありません。
「演習問題を解く」という勉強は「理解」や「暗記」を「確認する」という勉強です。

例えば、横断歩道を横断する時に左右の確認をしますね。
確認だけして車が向かってきていても無視して渡る・・・これでは確認の意味がありません。
車が向かってきていたら横断を中断するために確認しています。

演習問題の確認は、理解や暗記ができていないことを確認したら、それを理解し直したり覚え直すための確認です。

  • ①演習問題を解く事すらしない。
  • ②演習問題の解答を写して終わり。
  • ③演習問題を解いたもののわからない問題があってそのままにしてしまう。
  • ④演習問題を解いたもののわからない問題があって青字で修正して丸を付けた。
  • ⑤間違っていた問題は次に出題されたときは答えられるようにし、時間を改めてやり直す。
  • ⑥間違った問題の類似問題にも答えられるようにする。
  • ⑦正解した問題の類似問題にも答えられるようにする。

①~③は論外ですが、多くの生徒様がやられている④も論外です。
ほとんど勉強になっていませんので、すぐに勉強方法を見直してください。
更に言えばこのほかにも「偶発的に正解してしまった問題をやり直す。」ことや、「解説内に書かれている知識までしっかり確認する。」ことも重要です。
少なくとも⑤まではやるようにし、勉強を意味のあるものにしてください。

強制と自主性

冒頭で述べましたが「強制」は必要な面もあります。
しかし、指導者がそれに頼りすぎて楽をしていては、生徒様の成長には悪影響になります。
まして小学生以降の成長段階において、強制による指導は自主性の成長を妨げ、様々な問題を生み出すでしょう。
だれかに言われたからと、自分で考える事をしない、自分の責任を逃れる、それで将来困るのは生徒様です。

強制せずに、自主的にやりたいと思えるようになる事を目指しています。
私は、分からないものが分かり、出来ないものができるようになると幸福感を感じます。
それは誰も同じものではないでしょうか?
スポーツでも、仕事でも、料理でも、出来なかったことができるようになったとき喜びを感じるはずです。

マラソンが楽しいという人もいますが、強制的に走らされればそれは辛いものでしかありません。
楽しい人は自分から走り、成長を感じるから楽しくなり、またやりたいと思えるわけです。

勉強程簡単に成果が出る対象は少ないと考えています。
※スポーツも一定までは成果が出るので、部活動で楽しさを感じるのでしょうが、勉強も一緒です。
やり方を間違っていれば辛いものでしかありませんが、正しいやり方をすれば成果が必ず出ると信じています。

勉強方法を見直し、勉強が意味あるものになれば、勉強は楽しくなると信じています。

時期

なお、早いうちから適切な勉強方法に切り替えることが賢い選択だと思います。
受験前の夏になってからやり方を正しいものに切り替えても、2年間の無駄を取り戻すことは大変です。

どうせなら早い時期に正しい勉強方法で高い成績をキープすれば、推薦を使うことも選択肢になります。
また、多くの時間を勉強以外に使うことができるようになり、充実した学生生活を送れるようになります。

連絡先

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