中学2年生男子の生徒様とのやりとりです。
水の電気分解は椅子で
理科の冬休み向けの課題に取り組んでいました。
化学分野、水の電気分解です。
後ろからのぞき込むと、頻出問題の答えをしっかり書けていました。
那須:お、良いね!
生徒様:ここは覚えていました!
理科の用語を覚える事に苦戦していました。
頑張って対策を進めてきた結果、理科の用語を覚えることができ始めていました。
2学期期末試験では過去一番の理科の点数になりました。
生徒様:ここがわかりません。
水の電気分解で陰極と陽極に発生する気体を答える問題でした。
陰極の水素が分かっていましたが、陽極に発生する気体を「思い出そう」としていました。
那須:うん、これは覚えるだけじゃなく、考えて導いてみよう。
那須:水の電気分解だから、元々は水なんだよね?
那須:水の化学式は何かな?
生徒様:H2O・・・です。
那須:正解!
ほんとよく頑張って覚えましたね。
那須:陰極の水素はわかってるんだよね。
ちなみに「陰極が水素」は先頭文字「イス」で覚えてもらいました。
那須:この化学式見て、残りは何になる?
生徒様:二酸化炭素・・・
化学式と言えば二酸化炭素的なところありますから、つい出てきた感じでした。
那須:H2Oには炭素ないっしょ?
生徒様:違いますね。
那須:うん、でもせっかくだから二酸化炭素も化学式で書いてみよう。
生徒様:CO2!
那須:正解!
那須:化学式と物質名って大体逆転するからね。
那須:CO2の2は二酸化の2・・・
那須:と言う事は、CO2のOは酸化のOで・・・
那須:CO2のCが炭素だよね。
生徒様:酸素か!
那須:正解!
さらに化学反応式を書きました。
2H2O→2H2+O2
H2とO2の係数が2:1になっています。
このことから発生する気体の比が2:1になる事も理解できました。
那須:覚えるだけじゃなく、理屈で理解して答えてもできるね!
生徒様:この問題は理屈で解けそうです!
化学反応式の係数を求める問題は、入試や模試でもよく出題されます。
そういった問題も解けるようになれそうです。