中学2年生男子の生徒様とのやりとりです。
わかってるけど聞きます
頑張って勉強しての試験後のご通塾日でした。
どんな表情で現れるのか、ボクは前回の記事の通り期待して待っていました。
※「本人も驚くくらいの結果になると思います!」と書いていました。
わくわくしながら待っていると、期待通りの表情でご通塾頂きました。
一瞬で頑張った成果が出てるんだろうことがわかりました。
結果は返ってきていませんので、その分まだ喜べないところもあるのかもしれません。
しかし、やりきった表情、自分の成長を感じることができた表情です。
わかってるけど聞きます。
自己採点なんかもしていて、やはり別人だなと感じました。
他の科目も含め全体として満足いく内容だったようです。
たぶん、この表情を見ることができるから、ボクは寝る間も惜しんで授業の準備をできるんですよね。
もともとボクは感動しやすいのですが、塾の講師と生徒という関係性でこの感動です。
きっと保護者様も感じておられるのではないかなと思います。
試験後に返ってきた生徒様の表情を見て、「頑張ったんだな」って感じて頂けたんじゃないでしょうか。
塾のサービス
書いていてやっぱり塾っていいなって思うんですね。
ボクは。
しかし、塾に否定的な意見を頂く事もあります。
直接ボクに対してという訳ではないんですけどね。
「塾”なんて”必要ない。」
「うちの子は塾に行かせるつもりはありません。」
「塾なんか行ってるの?」
(塾をご利用されたことが無いであろう)保護者様から、生徒様のご友人様から、色々な意見が耳に入っております。
可能性を奪ってしまうような意見は、かなり寂しいですね。
中学時代に塾に行かなければ、ボクの人生は変わっていましたから。
もちろん、お子様が望んでいなければ無理に利用する必要はないでしょう。
しかし、「やってみたい」と思っていながら、何らかの思惑でそれを抑制してしまうのは、ボクは絶対にしたくないですね。
※普段から塾に否定的だと、お子様が言いにくくなりますしね。
とは言え色々な考え方はあると思いますから、否定はしません。
あくまで、ボクは絶対にしたくないというだけです。
逆に嫌がっているのに無理に塾を利用する事も無いのかなと思います。
飲食店は行けば料理提供してもらえるサービスですが、塾はに入っただけで成績が上がるわけではないですからね。
ボクが代わりに試験を受けることはできませんから、生徒様本人の頭の中に知識を入れて頂く以外に成績を上げる方法はありません。
塾はそのお手伝いはできます。
少しでも「やりたい」、「やってみようかな」があれば、そこからは塾の出番、塾の役目かなと思います。
知識を覚えやすくしたり、思い出させやすくしたり。
場合によってはやる気になるきっかけを与えることができるかもしれません。
※これに絶対はありません。「人を動かす」ことは難しい事だと知っているから、「確実にできる」なんて言えません。
でもそこまでです。
それなりに腕のある塾の指導者であれば、基本的には助言を受け入れることができれば成績は上がります。
後はそれを受け入れてもらえるだけの人間性があるかどうか、なのかなと思います。
生徒様の成績変動は、そのままボクの「あり方」になっていると思って、受け止めています。
ボクは自分はまだまだと思いつつも、頑張ってきたという自信もあります。
ですから、当塾を選んでもらえることが一番だと思って、サービスを提供しています。
一方で、ボク一人がすべての方にとって一番になることも無いと思っています。
生徒様に合った塾を利用頂くのが良いと思います。
ただ、初めから塾を利用するという選択が無いのであれば、そこは改めてご一考頂きたいです。
お子様が試験後にやり切った表情で帰ってくる、成長を感じる日常を送る、ボクはそうであってほしいと思うんですけどね。
そこまでが塾のサービスなのかなと思って、ボクも生徒様と日々精進しております。