ボクが熱く語ったその後は・・・

そっちから攻める?!

中学3年生男子の生徒様にボクが熱く語ってしまった話です。

ボクが熱く語ったその後は・・・

生徒様がまずは学校の宿題に取り掛かりました。
学校ワークに答えを写してきなさいと言う宿題です。
生徒様も「何故こんな宿題が・・・」というご様子。

問題の内容を見てみると、次のような問題です。

「音楽」という言葉は「□を□しむ」

答えは、「音」、「楽」・・・。

書いてある漢字を埋めるだけ・・・。
これ、やる必要あるのかな?

そして、答えを写す必要はあるのかな?
時間は人生の貴重な資源です。
これを強要するかな?

と、色々疑問はあるのですが、とりあえず答えを写します。
※本当は家でやってもらいたい宿題ですが、すぐに終わるもので期日もあるので塾で・・・。

ボクが熱く語った話

他の生徒様の対応後に様子を見に行くと、塾教材を使って理科の学習を進めていました。
謎の宿題にめげずに頑張っているその姿に触発されてしまいました。

那須:イオンの話は暗記だけじゃなく、理解できるとすごく簡単になるよ!
那須:これは2年生の化学反応式でも使えるから便利だよ!

「え?あの難しかった化学反応式が簡単になる?!」
何の役に立つのかわかると、興味も湧きますよね。
興味を持ってもらえたらと思います。

那須:水素イオンのH+はさ、電子が失われて陽イオンなんだよね。
那須:電子をもらえると、もとの水素に戻れるんだ。
那須:電源装置があるけど、電流の流れる向きはどっちだっけ?
那須:じゃあ、電子の流れる向きはどっちだっけ?

簡単に概要を説明したり、復習したりします。

那須:電源装置の「-」から電子が流れてくるでしょ?
那須:H+は「-」の電極に行けば、その電子をもらえて元に戻れるわけだ!
那須:だから陰極で水素が発生するんだね。

色々な話が結びつき、記憶も繋がります。

那須:水の電気分解のとき、陰極水素で「椅子」みたいに「覚えた」でしょ?
※水の電気分解では陰極で水素が発生します。
那須:3年生になると、こうやって理屈で説明できるんだよ!

「確かにそんなことあったな」という感じだったかもしれません。
でもそれが「覚える」から「導けるようになる」と言うのは好奇心を刺激します。

那須:もう、塩化銅水溶液は銅が陰極で塩素が陽極とか覚える必要が無いわけ!
那須:塩化銅水溶液は、名前から塩素と銅が含まれていることがわかるね?
那須:銅は陽イオンだから電子が欲しい!
那須:だから電子がやってくる陰極では銅が付着する!
那須:塩素は・・・
・・・
那須:化学、めっちゃ面白くない?!

って、楽しそうに語ってしまいました。
その分、なんとなくですが、楽しく聞いてもらえたのかなとも思います。
化学分野について興味というか面白さを持ってもらえたかなと思いました。

ボクが去年からお配りしている「化学式の暗記用教材」も印刷して渡しました。
学年一位の彼も「これで化学反応式の問題が簡単に解けるようになりました」と太鼓判を押してくれました。
感触としては前向きに取り組んでもらえそうです。

その後は・・・

このときはボクが熱く語ってしまったので、ボクの勉強になってしまった部分があります。
そのため、次回は生徒様の勉強の番です。
「語ってもらう」までいかなくとも、「って何だっけ?」、「で、次にどうなるんだっけ?」と、説明した内容をおさらいしたいと思います。
繰り返し覚え、思い出し、人に説明できるようになったらなかなか忘れません。

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 米沢情報へ
にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました