【平成29年度入試情報】平成30年度入学者選抜志願状況

山形県高校入試の各高校の一般入試の志願者数が発表されました!

高校入試一般募集志願状況が発表されました

以下は平成30年度の高校入試一般募集志願状況になります。

引用:山形県庁平成30年度入学者選抜情報一般入学者選抜 志願状況(PDFファイル185KB)

見るべきものは、一般選抜定員と一般選抜志願者数、その比である一般選抜志願倍率です。
相変わらず軒並み定員割れです。
この状況は本当に学力低下の要因ですので、何か対策が必要なのではないでしょうか?
正直なところ、こういう状況に置かれている子たちは本当に可哀そうで仕方がないのですが。

しかし米沢興譲館だけが定員割れしていないですね。
200人定員に対し、208人で倍率が1.04倍です。

数名の不合格者が出てしまう事になりますが、決して高い倍率ではありません。
それでも受験は大きく人生が変わってきますので、後悔しないための準備をしていただきたいですね。

昨年の高校入試の受検者数と合格者数

話の流れでこちらも確認しておきます。
以下は昨年平成29年度の高校入試の受検者数と合格者数になります。

引用:山形県庁平成29年度入学者選抜情報受検者数・合格者数(PDFファイル190KB)

米沢興譲館高校と米沢東高校で多少定員越えし、他校はやや定員割れです。
米沢興譲館高校で207人受験し203名が合格、米沢東高校で169名が受験し160名が合格しています。

工業や商業は第二志望や第三志望まで書くわけですから、学校としてみれば定員を越えていません。

数字で見てしまうとただの数字でしかありません。
ただ、そこには数字の数だけの「中学生たちの人生」があるんですよね。
数字上1の不合格者の方が現実におられて、その方の人生があるんです。

これは「不合格にならないよう頑張れ」というだけの話ではありません。
また、「不合格だった方を軽んじるな」というだけの話でもありません。
合格したら良いのか、不合格だったら悪いのか、そういう話ではないんですね。

合格するにしても、定員割れしている高校では、受験者を全員合格させていると推測できます。
※数字のみから正確には把握できませんが
事前に受験校の調整があったとしても、南陽も高畠も、どの高校も結局受けた受験者全員が合格です。

絶妙な人数調節

志望校を決める際に、ご自分の学力と比較して志望校を決められる方が多いです。
行きたい高校を決め、入学し卒業するためにどうしたらいいのかという視点で決めて頂きたいと考えています。

学校の三者面談で志望校を決める事になっているのかなと思います。
絶妙な人数調節が行われ、定員ギリギリなのは、事前の調整(情報交換)が学校間で行われていたりするのでしょうか?

受験の合否で生徒様の将来が大きく変わってきます。
事前に各校の志望人数を集計し、学力的に合格の難しそうな生徒様にその旨伝えたくなる気持ちはわかります。

結果的にそうなってしまう事は良い面もあるかもしれません。
しかし、できればもっと早くに志望校を「自らの」意思で決めて、そこに向かって励んでいただきたいですね。
「君は学力的にここね」という世の中にはなって欲しくないと思います。

ちなみに否定しているわけではありません。
むしろそのような情報を教えてもらえる三者面談の場があるわけです。
その時に「君なら○○に合格でいると思うよ」と言ってもらえるように、準備してほしいなという思いがあります。

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