高校入試一般募集志願状況が発表されました
以下は平成31年度の高校入試一般募集志願状況になります。
引用:山形県庁平成31年度入学者選抜情報一般入学者選抜志願状況(PDFファイル188KB)
見るべきものは、一般選抜定員と一般選抜志願者数、その比である一般選抜志願倍率です。
相変わらず軒並み定員割れでしかも0.6~0.8程度という状況です。
この状況は本当に学力低下の要因ですので、何か対策が必要なのではないでしょうか?
正直なところ、こういう状況に置かれている子たちは本当に可哀そうで仕方がないのですが。
しかし米沢興譲館だけが定員割れしていないですね。
200人定員に対し、238人で倍率が1.19倍です。
例年に比べると米沢興譲館に志望が集中し、かなり高い倍率になっていますね。
昨年の高校入試の受検者数と合格者数
話の流れでこちらも確認しておきます。
以下は昨年平成30年度の高校入試の受検者数と合格者数になります。
引用:山形県庁平成30年度入学者選抜情報受験者数・合格者数(PDFファイル192KB)
一部定員越えしていますが、やはりほぼ定員割れです。
第二志望や第三志望まで書くわけですから、学校としてみれば定員を越えていません。
数字で見てしまうとただの数字でしかありません。
ただ、そこには数字の数だけの「中学生たちの人生」があるんですよね。
数字上1の不合格者の方が現実におられて、その方の人生があるんです。
これは「不合格にならないよう頑張れ」というだけの話ではありません。
また、「不合格だった方を軽んじるな」というだけの話でもありません。
合格したら良いのか、不合格だったら悪いのか、そういう話ではないんですね。
合格するにしても、定員割れしている高校では、受験者を全員合格させていると推測できます。
※数字のみから正確には把握できませんが
事前に受験校の調整があったとしても、米沢東も南陽も高畠も、どの高校も結局受けた受験者全員が合格です。
このままでいいの?
この状況で本気になれる人もいますが、そうでない人もいます。
競争がすべてではないですが、18歳まで本気でぶつかる競争がないんです。
勝ったり負けたり、うまくいったり行かなかったりするから、人生豊かになるんだと思います。
その後苦労するのは目に見えていて、そういう環境を作っているんですよね。
現に高校生達が大学入試をする際、不必要に苦労させていると思います。
大学受験が学年が進んでようやく見えてきて、いざ全国模試を受けてみて現実(地域差)を知るというのは酷です。
本人の問題という部分も無くはないですけど「もっと頑張らせてもらっていたら」と思わせたくありません。
沢山の地域で中学生や高校生を見てきたからわかることがあります。
本当に教育面でよろしくない状況です。
他を知っているからこそ、この状況をなんとかしたい。
でも伝える事が出来ず、何にもできていない、というもどかしさがあります。
異常であることに気付かないと、異常なまま時が過ぎていき、後戻りできず、後悔する事しかできません。
気付いてもらえる様に少しずつでもこうして情報発信し、この環境を夢を叶える塾から改善していきたいと思っています。
もし「私達の状況って異常なの?」という疑問を持ってくれたら幸いです。
興味を持って頂けましたら是非ご連絡頂けたらと思います。